里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

フッキソウの実

2012年01月02日 | 庭の山野草
ふと見ると、庭先でフッキソウが実をつけていた。
庭木の下などでドンドン繁殖して困るほどだが、その様を繁栄となぞらえて、富貴草
吉祥草と名付けられたという。

どうも昨今の世界には不景気な話ばかり多いが、今年は何とか富貴草にあやかって
平和で安全で豊かな世界に変わって欲しいものだ!

フッキソウの花(H18.3.24)フッキソウの実と蕾(H24.1.2)

フッキソウ、富貴草(ツゲ科、フッキソウ属 )、別名:吉祥草
北海道~九州で山地の林内に自生する常緑小低木。  庭のグランドカバーとして用いられている。
茎は地面を這って先が約30cm立ち上がり、その先に卵状楕円形で先に浅い鋸歯がある多数の葉が互生する。
花期は3~4月で、茎の先に穂状花序をつけるが、先には雄花が多数つき、基部には雌花が数個つく。 どちらの花にも花弁は無くガク片のみ。
雄花の花弁に見える部分は4本の雄しべが集まったもので、先端が茶色に見えるのは葯。
雌花の花弁に見える部分は雌しべの先端が二つに分かれたもの。
秋以降に、角が生えたような白い球形の実がなる。
〔名前の由来〕
一年中葉が茂っている様を繁栄となぞらえて富貴草吉祥草と名付けたという説や、
葉が常緑でよく成長するので“”、白い実を宝石とみなして“”としたという説がある。