里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

“ナシ婚” 時代

2012年01月28日 | 世 相
1月27日付け、ダイヤモンド・オンライン によれば、
『厚労省の人口動態総覧によると、2011年に結婚した夫婦は推計で約67万組
 これに対して、経産省の2005年の特定サービス産業実態調査によると年間
 の結婚式(挙式・披露宴)は約35万件で、最近は結婚式を挙げないカップルが
 多くなっている』
『最大の要因は金銭的な理由で、お決まりのパターンに終始する結婚式への嫌悪
 感もあるようだ』
と伝えていた。

興味があったので厚労省のHPで人口動態を調べてみたところ、
 ・人口は、出生が減っていく一方で死亡が増え、今や自然減に陥っているし、
 ・婚姻関係を保っているカップル(婚姻ー離婚)も、離婚が増えて行っている為に
  ドンドン減っているらしい。
或いは、婚姻届を出さずに同棲しているカップルが増えているのかもしれないが、
統計資料を見る限りでは日本の行く末も如何にも心許ない。

今の日本の若者達が雇用不安と低賃金の為に、結婚に二の足を踏み結婚を諦め
てズルズル独身生活をしたり、或いはお金持ちと結婚してリッチな生活をしよう等
と考えるのも分からなくもない。

しかし、私はどちらの考えも間違っていると思う。
「自分にはあれも無い、これも無い」とラッキョウの皮むきをしても何にもならないし、
一方の苦労せずに手に入れた豊かさも、大事にしようという気持ちが持てず、最初
の満足感もやがて次なる欲望へと発展し、亭主を責めて離婚に至るのが落ちだ。

人は、結婚してお互いを尊重しながら助け合い、子供を育て、苦労して生活を築いて
行く中にこそ幸せを感じ、充実感を得られるのだと思う。
日本では、昔から「一人扶持は食えぬが二人扶持は食える」「子はかすがい
と言われている。  “ナシ婚”、“ジミ婚”大いに結構ではないか!
何も無くても身の丈に合った結婚式を挙げ、後は加点主義でひたすら生きて行けば、
例え物質的に豊かでないにしても、精神的には豊かな生活が送れる事は間違いない!
ガンバレ若者諸君。  そして、日本を元気にしてくれ!