里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

カタクリ実生(パート1)、発芽

2012年04月18日 | 山野草の繁殖
H23.4.6、開花。

自宅で20株ほど栽培しているが、毎年実をつけるものの、肥料不足のせいか途中で実の成長が止まってしまっていた。
H23.5.3、実が肥大。

ところが、今年は、1株だけ実が育ちかなり大きくなった。
葉は未だ枯れていないので、肥培に努める。
H23.5.19、実が完熟。

葉が枯れても実だけは緑色だったが、その実も茶色っぽくなり、先端が裂けて種が落ち始めた。
H23.5.19、播種。

そこで、全部採種して植木鉢へ播種したが、種は一見するとまるで麦のように見える。
旨くいけば来春には1枚葉が出て来る筈だ。
開花するまでには9年前後かかるらしい!
H24.2.23、発芽。

2月の初め頃から、未だ種の殻をつけたままで発芽し始め、その後寒さが和らいで来るのに伴って徐々に成長している。
H24.4.18、その後の生長。

種の殻が徐々に落ち、細長い1枚の葉は、幅は1.5mmしかないが、長さは約8cmまで成長した。
一部は地上部が枯れ始めたので、全部枯れてしまうのは時間の問題だ。
この短い期間に栄養を蓄えなければならないので大変だ!

カタクリ(ユリ科、カタクリ属)
全国で山地の雑木林の中に自生する多年草。
名前の由来には、奈良時代にカタカゴと呼ばれていたのが“カタクリ”に変化した
と言う説などがある。
鱗茎には澱粉を多く含み昔はこれから澱粉を取っていたので、今では殆どジャガイ
モから澱粉をとっているにもかかわらず“片栗粉”の名前で呼ばれている。


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