里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

サクラソウの繁殖

2010年04月23日 | 庭の山野草
『サクラソウ類の仲間には雌しべが雄しべより短い短柱花をつけるものと長い長柱花
 をつけるものがあり、同じタイプ同士ではタネが稔り難い』
と書かれていたので、サクラソウの雌しべの長さを調べてみた。

すると、確かに雌しべの長さは異なり、画像左端は雄しべより短く、左から2番目は雄
しべとほぼ同じ長さ、その右の2種類はどちらも雄しべより長い事が分かった。

という事になると、同じ種類のサクラソウを殖やそうとすると、実生では異種同士を交
配させねばならず、子孫は異種の遺伝子を持ったものも生まれて来るので問題だ。

かといって、株分けでクローンばかりを殖やすのも、その種類に何か不都合な条件が
生じた時には、その種類が全滅してしまう恐れもある。
“種の保存”も考えてみれば難しい!
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左端の覆輪花→拡大左から2番目の赤紫色花→拡大
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左から3番目の桃色花→拡大右端の白色花→拡大



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