1月21日の日経に、
『このところ住宅着工の回復を背景に、特等の関東近県材3mものの角材1立方メートル
当たりの平均卸価格は、杉(10.5cm角)は58,000円、桧(12cm角)は67,000円に上
昇し、1,996年以来14年振りに高値をつけている』
『林野庁が2,020年までに木材自給率を50%に高める“森林・林業再生プラン”を策定し
て国産材の需要拡大策を進めている事が、住宅各社の国産材志向の背景となっている』
という記事が載っていた。
国産材の自給率は、1,965年頃には約70%程度あったが、その後は輸入材に押されて
2,000年には約18%まで落ち込み、2,009年に至ってようやく約28%に回復したのだそ
うで、低いと言われる食料自給率40%(カロリーベース)にも未だ及ばない!
〔用材の需要量と自給率〕…農水省のHPから引用

試みに角材1本当たりの卸価格を計算してみたが、
・杉(10.5cm×3m角材)1立方メートル→約30本に相当→1本当たり約1,933円
・桧(12.0cm×3m角材)1立方メートル→約23本に相当→1本当たり約2,913円
となった。
出荷出来るまでに最低でも約50年かかるのだが、その時点で、1,000平方メートル
当たりの150本を仮に2,900円で出荷出来たとしても水揚げは435,000円で、1年当
たりに換算すると約8,700円にしかならない。
最初に1,000平方メートル当たり330本植えた苗木を、下刈りをしたり、枝打ちをした
り、数回に分けて150本まで間伐したり、手間隙を掛けた年棒が8,700円という訳だ。
これでは、農水省がいくら旗を振ったとしても、収益が極めて少ない上に山村の住民
は高齢化しているので動く訳は無い!
『このところ住宅着工の回復を背景に、特等の関東近県材3mものの角材1立方メートル
当たりの平均卸価格は、杉(10.5cm角)は58,000円、桧(12cm角)は67,000円に上
昇し、1,996年以来14年振りに高値をつけている』
『林野庁が2,020年までに木材自給率を50%に高める“森林・林業再生プラン”を策定し
て国産材の需要拡大策を進めている事が、住宅各社の国産材志向の背景となっている』
という記事が載っていた。
国産材の自給率は、1,965年頃には約70%程度あったが、その後は輸入材に押されて
2,000年には約18%まで落ち込み、2,009年に至ってようやく約28%に回復したのだそ
うで、低いと言われる食料自給率40%(カロリーベース)にも未だ及ばない!
〔用材の需要量と自給率〕…農水省のHPから引用
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試みに角材1本当たりの卸価格を計算してみたが、
・杉(10.5cm×3m角材)1立方メートル→約30本に相当→1本当たり約1,933円
・桧(12.0cm×3m角材)1立方メートル→約23本に相当→1本当たり約2,913円
となった。
出荷出来るまでに最低でも約50年かかるのだが、その時点で、1,000平方メートル
当たりの150本を仮に2,900円で出荷出来たとしても水揚げは435,000円で、1年当
たりに換算すると約8,700円にしかならない。
最初に1,000平方メートル当たり330本植えた苗木を、下刈りをしたり、枝打ちをした
り、数回に分けて150本まで間伐したり、手間隙を掛けた年棒が8,700円という訳だ。
これでは、農水省がいくら旗を振ったとしても、収益が極めて少ない上に山村の住民
は高齢化しているので動く訳は無い!
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