里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

総動員

2011年03月16日 | 天変地異
今日、ネットで時事通信が伝えたところによれば、
『情報提供の遅れなど東京電力の対応に批判が集まる一方で、最悪の事態を避ける為に
 危険を顧みず作業に当たっている東京電力や協力会社の社員もいる。
 その上、地方の電力会社が募集した応援派遣に志願した、定年を半年後に控えた島根
 県の男性(59)は、「今の対応で原発の未来が変わる使命感を持って行きたい
 と家族に告げ、福島へ向かった』 という。

確かに現場の作業者達は、真っ暗な建屋の中で、地震や津波、水素爆発や放射能汚染
などの恐怖に晒されながらも、原子炉の温度を下げる為に必死に努力をしていると聞く
が、残念ながら温度を下げる事が出来無いばかりか格納容器が破損したり、果ては使用
済み核燃料保管プールの冷却水が無くなる事によって発生した水素が爆発する事態にま
で及んでいる。

このまま手をこまぬいて、核燃料や放射性物質を放出させてしまうと、事は原発の未来ば
かりか、国民の安全や、全産業や国の経営に大打撃を与えてしまう。

今や、東京電力一私企業だけの問題に留まらない。
ここは、身命を賭して取り組んでいる東電関係者を先頭に、原発産業界を中心に国や全
産業界が智恵や人や資材を投入して、何としても早期に封じ込める必要があると思う。
そうする事が、安全を守り、結果的に経済に大きな打撃を与えずに済むのではないかと
考える。

今回の事故がここまで拡大したのは、冷却水を各施設へ送る為の電源を全て喪失した事
で、それさえなければ1時間半で安全に停止できる温度まで冷却できたと聞くが、何とか復
旧させるか急遽取り替えるなどして、本来の機能を果たさせる事は出来ないのだろうか?
それが出来ないとなると、放射線濃度の高い分は人海戦術で臨むほか無いと考える。
徒に規則だ、何だ、と議論している内に手遅れになってしまうのは最悪だ!


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