里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

道後山、岩樋山

2007年08月23日 | 
道後山(1268.9m)は広島県の東北端にあって鳥取県境に位置する。
北に大山を臨み、隣の岩樋山(1271m)と双耳峰の形を成しているが、何故か低い
道後山の方に一等三角点がありこちらの方が有名だ。
共になだらかな山容で、月見ヶ丘駐車場からのルートは駐車場やトイレ、休憩所、
遊歩道や標識もよく整備されているので家族連れにも人気が高い。

この一帯では、
江戸時代には、タタラ製鉄が盛んで必要な木炭を作る為に森林が伐採され、気候が
厳しい地方なるが故に中腹より上では森林が再生されず、小低木や笹が茂る草原に
なったのだと言う。
明治時代には、タタラ製鉄が衰退したものの山頂一帯では牛の放牧が盛んに行われ、
その為にやはり森林は再生されなかったが、その後放牧が行われなくなった事から
徐々に木立が点々と出現し始めていると言う。

今でも山頂は小低木や笹に覆われている為に、他の植物は進入する事が出来ず植生
は単調だが、それでも遊歩道脇には多種類の花達が生育している。

全部下刈りをして息吹山のお花畑のようにすれば、観光客も増え過疎地の活性化に
もなると思うのだが、何とかならないものだろうか? 
それが駄目でも、せめて道後山の頂上を示す標識を立て替えたり、周辺の山々の案
内板を新設するくらいはやって欲しい。
若い父親と頂上迄登って来た女の子に「頂上は何処?」と言われるようでは寂しい!
 
草刈十字軍を募集するなら直ぐにでも応募したいと思うのだが…!?

★道後山&岩樋山★
道後山登山ルート
<休憩所<標 識<道後山頂上<道後山西側斜面<岩樋山東側斜面>
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