里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

広島・阿武山、三葉の松

2008年11月19日 | 
昨日、所用で広島へ行ったが、その近くに形の良い山があったので登って来た。
可部線梅林(ばいりん)駅の近くの阿武(あぶ)山だ。

標高586mでさほど高くは無いが、殆ど標高ゼロ地点からの登りで、しかもか
りの急勾配だったので息があがってしまったが、面白いものがあった。

一つは、“三葉の松”だ。 
松の葉は普通二葉か五葉だが、北米原産の松の中にはリギダマツ・テーダマツ・ス
ラッシュマツ(カリビアマツ)・ダイオウショウなどの三葉の松があるそうだ。
日本でもまれに三葉の松があり、その姿から「夫婦和楽・家内安全」を象徴していて、
黄金色の落ち葉は身につけると「金運」のご利益があるといわれているという?

夫婦和楽は別にして金運は大歓迎なので、日本の固有種だと勝手に決め込んで落ち
葉を少し持ち帰ったが、ご利益を大いに期待している!

二つ目は、中腹から山頂まで点在する三つの小さな石造の祠だ。
何でも
阿武山中腹には昔、何千年も生きている大蛇が住んでいて人里に下りて来ては荒ら
しまわっていたといい、見かねた八木城主の香川光景が1532年に家臣の香川勝雄
(当時18歳)に大蛇退治を命じたところ、香川勝雄は見事退治して一躍勇名を馳せ
たという。
この時、頭・胴・尾に切断された大蛇を祀ったのが、この石造の祠だといわれている
そうだ。

山頂の祠には「貴船神社」と書かれており、そうすると祭神は水を司る高龗神とい
う事になるので、マア本当の所は雨乞いなどをする為に祀られたものであろう?
中腹の“尾の祠”その上の“胴の祠”山頂の“頭の祠”

ようやく頂上に着いたが、南には広島の市街と広島湾が一望でき爽快だった!



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