里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ニホンズイセン

2008年01月08日 | 庭の山野草
畑でニホンズイセンが咲き始め、良い香りがしている。 
花の少ない時期に咲きお正月の生け花にも良く使われるが、花の格は一番上だとか?


スイセンと言えば、ギリシャ神話を連想する。
「美少年ナルキソスに恋した妖精のエコーは片思いの末に死んでしまい、ナルキ
 ソスは復讐の女神ネメシスによって池に映った自分を妖精だと思い込まされ、
 それに思い焦がれて死んでしまいそのまま花になってしまった」
と言う話で、以来その花を、英語でナーシサス、フランス語でナルシス、ギリシャ
語でナルキソスと言い、自己陶酔する人の事をナルシストと呼ぶのだそうだ。

このナルキソスに因むスイセンはクチベニスイセンで、1茎に1花しか咲かず、副花
冠が口紅のように赤く縁取られているとか? 現在では色々なバリエーションがあ
るそうだが、原種は果たしてどんな花だったのだろう?

(我が家のクチベニスイセン?、昨年4/2撮影)

ニホンズイセン、日本水仙(ヒガンバナ科、スイセン属)
原産地は地中海沿岸などで、シルクロードを通って中国に伝わり、その後日本に渡
来したもので、関東~九州の海岸近くに広く野生化している多年草。
越前海岸、淡路島、南房総が三大群生地。  花期は12~4月。

(名前の由来)
水辺で育ち気品があるので中国では“水仙(水の仙人)”と呼ばれ、日本ではそれ
を音読みして“スイセン”と呼んだ。
別名の、“雪中花”は文字通り冬に咲く事から名づけられたもので、
“金盞銀台(キンサンギンダイ”は黄色い副花冠を金盞(金の盃)、白い花びらを
銀の台に見立てて名づけられめでたい花とされた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿