里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

休眠預金

2012年02月21日 | 経済
2月15日付の朝日新聞が、
『政府は、休眠預金を東日本大震災の被災地企業の支援などに使う検討を始めた』
休眠預金は毎年800~900億円発生しているが、払戻額は毎年350億円前後であり、
 その差額450~550億円が金融機関の収入になっている
『銀行業界は、“顧客のお金を国が勝手に使うのはおかしい”と反発している』
と報じていた。

海外では、 「私企業が人の財産を勝手に使うのはおかしい
として政府が活用する国が多いそうだが、日本の金融機関は、
「休眠預金を国が勝手に使うのはおかしいが、金融機関が使うのは勝手
と考えているらしい。

TV局が、街でインタビューすると、
例え千円でも自分のものなので、国のものとするのは反対だ!
と、強く反対する人もいたが、そんな人の休眠口座も実質的には銀行に没収されてし
まっているのに、そんな事にはトンと気が付かないらしい。
私などは、国が困っている人達に活用する方が良いと思うのだが、如何なものであろ
うか?

〔各国の休眠預金の活用法〕…朝日新聞(原典:ソーシャル・アジェンダ・ラボ)から引用
国 名
休眠期間
活  用  方  法
アイルランド
15年
貧困対策や障害者支援などに活用
カナダ
10年
10年で中央銀行へ移管し、20年後約4万円未満の預金は没収
日 本
10年
金融機関の利益になる
韓 国
5~10年
銀行5年・郵貯10年後、専門の財団に寄付され福祉事業者の支援等に活用
豪 州
7年
国庫に移管
アメリカ
約3~7年
州により休眠期間は異なるが、その後は実質的に州の財産となる



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