コエトオトからはじまる

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『論座』から派生するはなし

2008-01-07 23:52:53 | 朗読あれこれ


いま本屋さんに並んでいる『論座』2月号。
興味深い記事が数ある中で、ひとつ、

アフガニスタン 憎しみと怒りのうねる国
~聖戦士たちを創り出しているのは米軍だ

というのがあります。
9.11事件の首謀者としてウサマ・ビン・ラディンを名指しし
その身柄引渡しを求めたが応じないタリバン政権を
打倒しようとアメリカが始めたアフガン攻撃。
そしてカブール陥落。
現在カルザイという人が大統領をつとめるものの
表向きほど国家を治めているとは言い難く、
武装勢力が再び台頭し極めて治安が悪いといわざるをえません。
そんなアフガニスタンの現状と背景が書かれています。
ひとりのジャーナリストの見方だとしても参考になります。

「そんなの関係ねぇ」
とおっしゃらずに。
与党が必死になって何をおいても通したがっている
新給油法案は、
海上自衛隊がインド洋で洋上補給活動を行う、
それはつまり海上阻止行動の支援につながる、
イコール、テロ撲滅につながる・・・
というような論理で、「ねじれ国会」の中なんとか成立をと
謀られ・・・いや計られているのですから。
例の「衆議院3分の2再議決パワー」によって
今週11日に法案が通りそうなのですから。

そんなに急を要する法案なのか!?
アフガニスタンの人たちは望んでいるのか!?
いま力を注ぐべき政策はほかにないのか!?
プライオリティは!?

イラク戦争への転用疑惑があり、防衛省で給油量の報告ミスがあった
というニュースはみなさんも御存知のとおりです。

年金問題、ガソリン価格の上昇、株価の下落、
地球温暖化、病院の統廃合、自治体の赤字・・・
などなど、直接的に私たちを襲う不安材料には
もちろん敏感になります。
でも自分と縁のない話のように思われることでも
よくよくきいてみると廻り廻って大いに自分に関わる
こともありますから、
アンテナにひっかかった話は「なになに、どれどれ」と
見ききすることは大事かなぁと思ったりします。

ちなみにこの号の『論座』には
「ザ・メーキング・オブ・広辞苑」という記事など、
今週11日リリース予定の広辞苑第六版についての
あれこれが書かれています。
【朗読もの】をご愛読のみなさまには興味津々なのでは?
(^^)



寒の入り

2008-01-06 10:29:30 | 朗読あれこれ


きょうは二十四節気のひとつ小寒。
いわゆる“寒の入り”で、
きょうから大寒を迎える21日までが
一年で最も寒い時期とされるのですが・・・

昨夜はパソコンを打っていても足下が寒く
グッと冷え込んだなぁと思いましたが、
きょうの首都圏は日中日差しがたっぷり。
最高気温は東京が13度、横浜が14度、
千葉の館山では15度の予想ですって。
穏やかな寒の入りとなりました。


気持ちだけでも引き締めましょうか(^^)。
昨年暮れの忘年会で、伊藤惣一氏が話したことばが
とても心に残ったのでここに記しますと・・・

朗読者が意識すべきことはーーー
作品が何を伝えたいかを探るよりも
作品をどう伝えようかを考えるべきなのでは。

ことばは正確ではありませんが(あしからずご了承を)
そのような話をされました。
作品の内容は作家によってすでに完成されているのであり、
朗読者がやらねばならないことは
それをどう受け止め感応し解釈するかだ。
その“結果”が朗読者の読み、語りにでてくる、
それが朗読だ、と
氏は云っていると私は私なりに理解しました。
ハッとさせられました。

というのも以前から私が思っていたことと通じているからで、
それは・・・作品の筋書きが面白いものであれば
誰が朗読しようが伝わるし楽しませられるのでは?
という疑念。それと同時に、
朗読者の腕!なるものがお客さんに伝わるとすれば、
その文章に対する朗読者の考え方が見え隠れしたり
作品を通して(最早作家ではなく)朗読者が
お客さんへ投げかけてくるものがある、
それが垣間見えるときではないかーーー。


んがーーーっ!
ぽかぽか陽気の中、ちょっと興奮してきたぞ。
にゃあにゃあにゃあ。



雪のある風景、東北

2008-01-05 21:20:07 | はしやすめ


寒さには極端に弱い私ですが、
雪の白さには目を見張ります。

眩しくて
柔らかい白。
ときに白とブルーグレーが混ざり合う。

その雪の下には
春を待つ虫たちがいたり
稲の切り株があるのかなぁ。

静かですが
自然の中でのローテーション、
脈々と流れ蠢くものがきっとある。

そんなことを想像してしまう瞬間があります。
みとれてるんでしょうねぇ、雪に。



初春

2008-01-01 21:40:44 | 朗読あれこれ


あけましておめでとうございます。
2008年も【朗読もの】をご贔屓くださいますよう
よろしくお願い申し上げます。

私ちょこは、目覚めると空高く太陽は昇っており
お雑煮の作り方を少々間違えましたが、
心安らかに清々しく新年を迎えました。

地元の神社で初詣をすませると何ともいえず気が引き締まり、
この一年、何よりまず健やかで、
そして多くのご用命&指名を授かるよう
願わずにはおられませんでした。

いやはや、神の前では本当に自分本位・・・

この【朗読もの】に、みなさんの日々にどのくらい
フィードバックさせられるものがあるか・・・
真面目にそんなことを考えることもありますが、
そう気張らず、チョイスはみなさんにお任せします。
ただここは、“朗読”という人に伝えたり語ることに
アンテナを張っている方々を中心に読んでもらっていることを
意識して、出来るだけ情報やヒントを集められたらなぁ・・・
それだけです。

2008年も、みなさんにたくさんの幸せが降り注ぎますように。