私の所感は、先ず朝日批判のモニター1名、賛同するモニター2名の紹介が公平さを欠いているように思います。次に朝日としての弁明の内容は自由ですが、論説副主幹根本清樹氏の弁明理由は軽薄で、詭弁に聞こえ、説得力に欠けているように思います。
第一・第二の弁明は要は菅首相続投支持と小沢立候補反対の表裏一体で、肝腎な小沢氏が立候補して戦わざるをえなかった背景、理由、逆に言えばそれは菅首相側に原因が在ることを深く観ようとしていないように思われ、朝日の21日付けの社説、「なんのために戦うのか」のように、その理由が分からないようでは、「あいた口がふさがらない」としか言いようがありません。
小沢氏が立候補したのは菅氏から「小沢氏はしばらく静かにしていろ」と言われたからというような感情論からではなく、菅首相が政権交代を果たした09年民主党マニフェストを反故にするような参議院選用マニフェストを掲げ、おまけに党内議論も経ぬ独自の消費税増税と企業減税を打ち出し、その結果参議院選に与野党逆転のネジレ国会を生じる大敗を帰したにも拘わらず、続投を宣言したこの一点にあるはずです。
そのような状況を菅首相が作り出したところに、2年に1度の定例の代表選が9月に予定されており、6月に辞任したにもかかわらず、止むに止まれず小沢氏は立候補したとものと思われます。仮に菅氏が前任の鳩山首相路線(09年マニフェスト)のバトンを継いで、残された3年でマニフェスト実現に挑戦することを掲げて参議院選を戦っておれば、消費税増税などを打ち出す必要もなく、小沢氏と鳩山氏がダブル辞任して民主党の支持率もV字回復していただけに、このような惨敗は無かったでしょう。よしんば負けても菅首相が引いた当選ライン51は維持され、かろうじて与野党逆転は免れ、小沢氏が立候補せねばならない理由など生じなかったはずです。
そして根本氏の第三の弁明は、菅対小沢の主張・政策・路線の比較論で他の大手メディア同様、ここに菅首相を支持する最大理由が隠されているように思われて成りません。それは菅氏の路線が経団連の主張する消費税増税、企業減税を掲げ、自民党時代の旧政官業の利権復活に繋がり、具体的にはメディアの広告料の収入に繋がることは明らかで、「朝日新聞としての主張を明確に打ち出していくことも言論機関として不可欠です」と言わしめている最大の理由(本音)ではないでしょうか。
最後に首相がコロコロ変わる「そもそも論」が的はずれであることは、菅首相自身や岡田幹事長など首相を支持した議員からも「小沢氏の政策論が聞けて今回の代表選は実施してよかった」との声が上がっていることからも、明らかです。また「そもそも論」で小沢氏の立候補を批判したのはそもそもメディアであり、世論ではないはずです。世論の「そもそも論」はメディアが世論操作して作り出したものに他ならず、メディアが世論操作しなければ、「そもそも論」がこれほど大きくなることはなかったはずです。
>ということで、「共感する・より多くの読者」からはみ出した人たちにとっては、購読中止が最も賢明で有効な意思表示だという思いが、ますます強まってきました。(笹井)
上記、全く同感です。
「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔の美少年
第一・第二の弁明は要は菅首相続投支持と小沢立候補反対の表裏一体で、肝腎な小沢氏が立候補して戦わざるをえなかった背景、理由、逆に言えばそれは菅首相側に原因が在ることを深く観ようとしていないように思われ、朝日の21日付けの社説、「なんのために戦うのか」のように、その理由が分からないようでは、「あいた口がふさがらない」としか言いようがありません。
小沢氏が立候補したのは菅氏から「小沢氏はしばらく静かにしていろ」と言われたからというような感情論からではなく、菅首相が政権交代を果たした09年民主党マニフェストを反故にするような参議院選用マニフェストを掲げ、おまけに党内議論も経ぬ独自の消費税増税と企業減税を打ち出し、その結果参議院選に与野党逆転のネジレ国会を生じる大敗を帰したにも拘わらず、続投を宣言したこの一点にあるはずです。
そのような状況を菅首相が作り出したところに、2年に1度の定例の代表選が9月に予定されており、6月に辞任したにもかかわらず、止むに止まれず小沢氏は立候補したとものと思われます。仮に菅氏が前任の鳩山首相路線(09年マニフェスト)のバトンを継いで、残された3年でマニフェスト実現に挑戦することを掲げて参議院選を戦っておれば、消費税増税などを打ち出す必要もなく、小沢氏と鳩山氏がダブル辞任して民主党の支持率もV字回復していただけに、このような惨敗は無かったでしょう。よしんば負けても菅首相が引いた当選ライン51は維持され、かろうじて与野党逆転は免れ、小沢氏が立候補せねばならない理由など生じなかったはずです。
そして根本氏の第三の弁明は、菅対小沢の主張・政策・路線の比較論で他の大手メディア同様、ここに菅首相を支持する最大理由が隠されているように思われて成りません。それは菅氏の路線が経団連の主張する消費税増税、企業減税を掲げ、自民党時代の旧政官業の利権復活に繋がり、具体的にはメディアの広告料の収入に繋がることは明らかで、「朝日新聞としての主張を明確に打ち出していくことも言論機関として不可欠です」と言わしめている最大の理由(本音)ではないでしょうか。
最後に首相がコロコロ変わる「そもそも論」が的はずれであることは、菅首相自身や岡田幹事長など首相を支持した議員からも「小沢氏の政策論が聞けて今回の代表選は実施してよかった」との声が上がっていることからも、明らかです。また「そもそも論」で小沢氏の立候補を批判したのはそもそもメディアであり、世論ではないはずです。世論の「そもそも論」はメディアが世論操作して作り出したものに他ならず、メディアが世論操作しなければ、「そもそも論」がこれほど大きくなることはなかったはずです。
>ということで、「共感する・より多くの読者」からはみ出した人たちにとっては、購読中止が最も賢明で有効な意思表示だという思いが、ますます強まってきました。(笹井)
上記、全く同感です。
「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔の美少年
