気品あふれる漆器の”金箔”の輝き。
それは《白檀塗り》という技法で、金の上にもう一度漆を薄く塗る技法です。
仕上がった表面は黒い。それが3年5年経つと奥深い光沢を放つ様になるそうです。
”金”は光ろうとし”漆”は輝きを抑えようととする。
どちらも必要で「金色」となるのでしょう。
漆に覆われる事で漆器の金色が映える。
此処からも、私達は学ぶ事が有るのではないでしょうか。
互いに、無いものをおぎ合いながら”助け合う”事です。
一人では生きられません。”桜梅桃李”なのです。
「人」という字は支え合っています。