不器用

　　刀剣会の名称が人材を見極める基準を語っている。

　「下手な子、不器用な子がいい」と。

　それは、器用な弟子は何でも無難にこなすので

　仕事を軽くみがち。結局一刀一筋にならない。

　いくら才にたけていても、苦労や下積みの無い人生は

　刃がこぼれやすい。障害につまずき安いのです。

　鉄は炎に焼かれ何度も打たれる事で強靭な鉄になるのです。

　　人間も同じではないでしょうか。

　苦難を経て本物人間となるのです。平凡でもいい。

　必ずしも特別な才能はいりません。

　ただただ真っ直ぐに、愚直なほど真っ直ぐに自分の道。

　その不器用な道は輝く道となるでしょう。
　

ニ条城

　
　　４００年前徳川家康が京都の宿泊所として建てた二条城。

　そこのしだれ桜は見事の一言と。

　雨に濡れたしだれ桜もまた格別。

　ソメイヨシノとはまた違った風情、魅力があります。

　もう少し楽しめ相です。

　その二条城に赤ちゃんの様な小さな”しだれ桜”があります。

　福島から復興を願い送られてきたのです。

　あと何年かすると仲間たちと溶け合い二条城の

　”しだれ桜”に成るでしょう。

　今月末迄楽しめるそうです。

　京都まで”春のお遊び”-----足を延ばしてみるのも素敵な事です。

　　本当に日本は四季を味わい贅沢な国。

　其の事にも、またまた感謝ですね。

勝利の春

　　私の尊敬する師匠の詩をお届けします。

　「桜は　厳しい冬を　耐えて　耐えて　耐え抜いて、

　　ついに迎えた春を、歓喜の勝どきの如く咲き誇る。

　　今しかない、今しかないと、命の限り、

　　清浄なる白き炎となって、燃えて咲きゆく景観は、

　　皆の心に、安堵と平穏の憩いを与えてくれる、

　　「瞬間即永遠」である。今を生き抜き、断固として、

　　勝ち取る中に、三世に薫る、

　「勝利」と「栄光」の人生の開花がある」

　　桜の花のように、我が人生を見事に咲かせて参りましょう。

選挙権

　
　　いよいよ選挙権が１８歳からと。２４０万人の票が増える事になる。

　　テレビでの討論会。若者たちは戸惑っている。

　　それはそうでしょう。政治の事が何もわからないまま”はい本番”と

　　言われるのですから。

　　でも、今の社会の仕組みでは仕方のない事でしょう。

　　勉強する場がないのですから。

　「親が見本」といっても、自覚ある人生の先輩がどれ程いる事でしょう。

　　スゥエ－デンでは７０パーセントの選挙率と。

　　若者たちに”政治の仕組み”を作っているのです。

　　学校でその様な時間を作る。公の場所で勉強会を開く－－－－－。

　　国がその道を作っているのです。　日本とは違いますね！

　　時代はIT----その武器を使ってでも若者が学ぶ場所を作るべきと思います。

　

大統領

　
　　南米ウルグアイの元大統領。「ホセ・ムヒカ氏」

　”世界一貧しい大統領”氏が書いた本が２年間で１６万冊も売れた。

　ムヒカ氏は庶民と共の生活を貫き通し、官邸には住まなかった。

　友人から贈られた小さな車を自身で運転。

　何処までも民衆の心を持った大統領。頂く大統領のお金も全て寄付。

　節約、倹約の見事な生活。

　「お金だけで幸せにはなれない。貧乏とはお金がない事ではなく

　どんなになっても満たされない心ーーーーそれこそが貧しい心」と。

　今、日本に来日しています。

　氏は日本をどう感じるでしょう。

　「ムヒカ大統領の心を日本の国に残していって欲しい」

　そう思うのは私だけではないと思うのですがーーーーー。

ヴァ－チャル リアリティ

　　「ヴァ－チャル　リアリティ」”VR"とは何なのでしょう。

　　時代は本当に進歩したものです。

　　其処に居ながらにして見たり感じたりすることが出来るのです。

　　SFの世界ではありません。本当に凄い事です。

　　ゲ－ムの世界だけではないのです。

　　　日常生活の中でも、例えば住宅メ－カ－の場合------。

　　内覧ではなく、眼鏡をかけると東京に居ながら地方のモデルハウスが見れる。

　　其処に居る様な臨場感を感じられるのです。

　　又、新しいショッピングの展開。自分の手が画面に入っていき操作が出来る。

　　　今年は”VR”普及元年だそうです。

　　高齢者の施設の利用も大きく広がっていくでしょう。

　　段ボ－ル眼鏡を開発した人も出て来ました。

　　多くの人に利用してほしいとの気持ちから------。

　　ワクワクの新しい時代について参りましょう。

シンデレラ

　
　　現代の”シンデレラ”は勇気と強さと優しさを持っている。

　現代の”シンデレラ”は世間の荒波を乗り越え行動力のある新しい女性。

　その現代の”シンデレラ”がオランダ国立オペラバレーシアターの

　黒人トップバレーダンサー。

　戦争孤児、４歳の時養子としてアメリカに渡り、はるかに遠い

　自分の夢に向かって出発する。そして手に入れる。

　又、彼女は自らの力で世界を変えたいと国連の”親善大使”に。

　「私はたえず見本になりたい、そして、子供達に勇気を与え

　安全と共に生きられる様にしたい事を伝えたい」と。

　又、次の様にも語っています。

　「自分を信じ続ければ自分のなりたいものになれます」

　夢に一歩一歩歩く女性。それが現代の”シンデレラ”です。

　

ソメイヨシノ

　　「ソメイヨシノ」は日本の桜の大半を占める。

　　この名前が正式に定められたのが１９００年と。

　　江戸時代に交配によって生まれ接木によって全国に広がった。

　　一斉に咲き一斉に散るのは、「ソメイヨシノ」が

　　全て同じ遺伝子をもっているからだそうです。

　　満開の桜を見て人々はどれ程の勇気を貰う事でしょう。

　　自分も桜のように試練の冬を乗り越え、蕾を育て

　　勝利の花を咲かせようと決意できるからです。

　　満開への過程はそれぞれに違う事でしょう。

　　しかし、一点”感謝”と言う思いが心にあれば

　　必ず桜の花が道を開いてくれると信じます。

決意

　　　「あきらめる」は「諦める」とも「明らめる」とも書く。

　　同じ語源でも字によって意味は大きく変わる。

　　「明らめる」は物事をはっきりさせる。

　　同じ所に留まらないで新しいやり方を見つける。

　　　「諦める」は古い友人に連絡しようと思いながら

　　ついつい諦めて心が前に出ない。

　　兎に角前に歩く事が大事な事なのです。

　　　ある人は小学校の恩師に手紙を出した。

　　「今年は是非ともお会いしたいです」と添えた。

　　恩師からは”見た目は随分変わってしまったけれど”と返信がきた。

　　　何事もいい方向いい方向へと自分で捉え「そうなる」

　　「そうなってみせる」と決める事なのです。

　　　そうです。勇気の一歩です。

陰で尽くす

　
　　テレビでは解りずらい。しかし、球場で野球を見ると打者が内野を放ったとき

　捕手も追いかける様に一塁方向に走る。　一塁手の捕球失敗に備える為に。

　判定が出ると捕手は自分の守備位置に戻る。ある方はこの行動に感銘を受けたという。

　陰で支える行為に尊い信念を見たのでしょう。

　何事も見えない、目立たない、そういう陰の人達に支えられているのです。

　”人の為”という「心根」は地中の根の様に目には見えません。

　　「星の王子様」の本の中にもでてきます。「
　
　”見えない物の中に本当の物が有るんだよ”と。

　そうなのです。目に見えない”高潔な行為”は

　必ず人の心を打つものです。