rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

労使間の温度差

2011-01-15 22:42:03 | サロン運営記録
 彼女の勤め先のオーナーは店のやり方を押し付けるのはよくないと日頃から言っていたそうです。お客様ひとりひとりに合わせてトリートメントするべきだと。

 確かにそう聞くと理想的なようですが、それなら熟練したセラピストばかりを雇っているのかと思えば経験の浅い、というかほとんど未経験に近いセラピストばかりそろえていたのだそうです。オーナーは一応フェイシャルや手や足のマッサージなどは出来たようですが、忙しくてなかなか教えてもらえなかったようです。

 彼女がアロマの資格を取ろうと学校を探していると、資格なんて取らなくてもいいと言ったんだそうです。実際、彼女は正社員として雇われていたのですが、オーナーが不在なため彼女は常にサロンに出ていなければならなく学校へ行く時間も取れなかったみたいです。

 資格なんてなくてもいい・・・じゃなくて、私は資格ぐらいは取るべきだと思います。確かに資格はなくても仕事ができる人はできるし、ぶっちゃけサロンの手技は練習すれば誰でもできるようになれますよ。だからこそ小手先だけの業だけでなく、きちんと勉強もしてほしいと思います。

 資格も取るのなら、100時間程度勉強する大きな資格がひとつあればいいと思います。何かひとつしっかり勉強したものがあるならば、あとは手技を習うだけでも大丈夫でしょう。

 話をそのサロンに戻しましょう。アロマサロンを謳っていたようですが、オーナーはアロマのことをよく知らなかったようです。実はこういった例がよくあるんです。経営者は単純にアロマのメニューがあれば興味のある客がくるだろう程度に簡単に考えてメニューに載せてしまい、蓋を開けてみればセラピストよりもお客様のほうがアロマに詳しかった・・・なんて話。それではアロマを楽しみにやってきたお客様は離れていってしまいますよ。

 それから経営者の器量っていうのがあると思うんです。器量の大きな経営者はできるスタッフを雇えるんです。できるスタッフはサラリーもかかるし、仕事ができるぶん言ってみれば生意気で扱いずらい。経験が乏しいスタッフはサラリーも安く済むし自信がない分素直で扱いやすい。実際、できるスタッフを雇えるオーナーの会社は伸びると思いますよ。

 彼女の勤めていたサロンは他にも何か問題があったようで、他のスタッフもみんな辞めてしまい、彼女が最後の1人になったみたいです。現場を知ってる、セラピスト上がりのオーナーがある意味理想でしょうけど、優秀なセラピストが優秀なオーナーになるとは限らないところが難しいところです。







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