rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

野生の土壌からの贈り物

2009-04-02 14:23:13 | アロマな日記
 これまでのフローラル系はどことなく高級な感じがし、レジン系はちょっと神秘的。シトラス系も食卓に並ぶようなフルーツなので、ある意味身近ですが、収穫の現場までが遠い気がします。我が家の庭にもローズマリーやカモミールは咲いているのよ・・・といった意味でも最も親しい精油だと思います。

 中でも凄く感動的だったのはローズマリーの収穫現場。ほんとうに野生そのものなんですよ。野ざらしになった原野に雑草と共にローズマリーが根を張り巡らせ、そこに絶滅が危惧される鳥や動物や昆虫たちが集う。精油業者は移動式の蒸留窯を組み立て収穫したローズマリーをその場で蒸留するんです。業者はその期間人里から離れ、現地での収穫・蒸留作業に専念するんだそうです。まるでジプシーみたいですね。

 収穫したローズマリーはその場で蒸留するのではなく、収穫したものをしばらく乾燥させて、窯に入れる容量を減らしてから蒸留します。収穫したローズマリーを一時乾燥させるために束てロバが運ぶのですが、このロバがまた可愛らしいこと!!ロバは香のある草を食べないのでクラリセージ畑では雑草を食べる役目も果たしているんですって。

 ほとんどの精油は収穫後しばらく乾燥させたものを蒸留しますが、ローマンカモミールは取れたての花をその場で蒸留することもあるんだそうです。ただし、生花を使うのは芳香蒸留水を作る場合、精油を採るためにはやはり乾燥させるようです。それからローマンカモミールは多年草だけど、3年同じ土地に植えているといい成分が採れなくなってしまうんだそうです。そのため3年ごとに植え替え作業が行われています。

 若い頃は薔薇とか百合とか蘭とか、花嫁さんのブーケにするような花が好きでしたが、最近はここにでてきたハーブみたいな地味なものもいいなあと感じます。ローズマリーのちいさな青い花、ジュニパーの青黒い果実、クラリセージのほんのり紫がかった花、どれも美しいなと思います。






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