よくある精油辞典のようにアイウエオ順に精油が紹介されています。さて、ラベンダーを見ようとしたところ・・・ない・・・ラベンサラが2種類あるのに、ラベンダーがない。そんなことあるわけないでしょう、普通。
パラパラページをめくっていたら、ありました。真性ラベンダーとして載っていました。真性ラベンダーの後におまけのようにラバンディン、スパイクラベンダー、スパニッシュラベンダーが列記されてました。
精油の紹介のあとハイドロソルの紹介や活用法が挙げられ、最後のほうに植物にまつわるさまざまな話 という章があるのですが、それがなかなか面白い。今回とても気になったのがシダーウッドについての表記。
シダーウッドにはレッドシダーと呼ばれるヴァージニア・シダーウッドとホワイトシダーと呼ばれるアトラス・シダーウッドがあることくらいは私でも知っていた。ついでに学名はヴァージニア・シダーはJuniperus virginiana、アトラス・シダーはCedrus atlanticaということも一応認識はしていた。 ところで、この本の作者はアトラス・シダーこそが本物のシダー、真性シダーであると強く主張します。同じくマツ科に属するCedrus属のヒマラヤ・シダーCedrus deodoraやレバノン・シダーCedrus lobaniも真性シダーになるのだそうです。
一方Juniperusu virginianaは、その名が示す通りヒノキ科のジュニパーJuniperus communisの仲間で、一般にシダーウッドとして知られているけど全く別のものだと主張します。作用も全く別のものですからね。アトラス・シダーは呼吸器や咽の不調、セルライトや体液の停留の解消などに効果があります。ヴァージニア・シダーのほうは防虫、消臭の効果が有名です。
それでは、どうして同じように扱われてしまうのかというと、香が似ているんですよ。2つ比べてどっちがどっちだかわからないんです、素人には。なのでラベルをじっくり見て使い方を考えないといけませんね。
それにしても、この作者は他にも真性ニアウリとか真性サイプレスなんて表現がいくつもあげられていて、これこそが本物といったこだわりが非常に強い方なんだと思いました。
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