
先日家から車で30分位のところに日本一大きい蔦屋書店ができたので、行ってきました。売り場スペースが広くて、ジャンルもたくさんあって、本好きにはワンダーランドです。ディズニーランドに行くよりも楽しかった。ただ、幅広く網羅されているとはいえ、より専門的な観点で品ぞろえがされているかというと、そうとも言えない気もします。
アロマの本はたいてい書店でダイエットとかコスメとか、いわゆる女性向け実用書のコーナーに設置されています。ここでもやはりネイルやコスメの本と並んで配置されていました。医学書のほうも見てみたのですが、なんと医学書のほうにこの『アロマテラピー・コンプリートブック』が置いてありました。アロマの本を医学書の棚に置いてくれるのはとてもありがたいのですが、選書がどうなのかな?という気もします。
アロマの本の中でも『フランス・アロマテラピー大全』とか、ワンダ・セラーの『84の精油』などが医学書の中にまみれているのは時折みかけますが、『コンプリートブック』がそこにあったのは初めてでした。担当者さんの考えではより専門的だと判断してくれたんだと思います。ただ、私個人の意見では『コンプリートブック』を入れるならシャーリー・プライスの『プロフェッショナルのためのアロマセラピー』をむしろ入れてほしい気がしました。いずれにしろアロマがお洒落のジャンルから早く抜け出して、医学書とまでいかなくても、せめて家庭医学の棚に並ぶようになってほしいと願います。
さて、改めて『コンプリートブック』を手にしてみると、コンパクトにまとまってるなと感じました。こんなに大きいのにコンパクトとは不思議に思うかもしれませんが、アロマの試験に受かるために必要な項目をピンポイントにまとめられていつと思います。これまでにアロマや解剖生理学の勉強をしっかりされている人が試験前に要点整理をするにはうってつけの教材です。
ただし、アロマの資格はアロマのことだけでなく、解剖生理学や化学も勉強しなければなりません。私は最初独学でインストラクターを受験した時は、主にこの本で学習しました。アロマに関してはよかったのですが、化学は基礎ができていないから実際これだけでは身に付かなかったと思います。化学で一番役に立ったのは『アロマセラピストのための精油化学』でした。解剖生理学に関しても同様のことが言えて、『目で見るからだのメカニズム』をはじめ、もう少しわかりやすい本が出てますので、これ1冊で間に合う人はいいのですが、そうでない人にはもう少し幅広い教材で学習する必要はあると思います。
結論から言うと、資格試験のためにこの本は必ず必要――というわけでもないです。他にもいい本はいっぱい出ていますから。ただ、アロマ検定には公式の教科書が存在しますが、インストラクター、セラピストの試験には存在しません。そういう意味では要点チェックというか、最後のまとめとして利用するのはベターだと思います。他の団体はわかりませんが、AEAJの試験を受ける上での教科書を何か一点選ぶとすれば、間違いなくこの本でしょうから。


↑ポチっとよろしく↑お願いします。
※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとことお書きください。コメントのないもの、記事の内容と関連のないものは削除させていただきます
アロマの本はたいてい書店でダイエットとかコスメとか、いわゆる女性向け実用書のコーナーに設置されています。ここでもやはりネイルやコスメの本と並んで配置されていました。医学書のほうも見てみたのですが、なんと医学書のほうにこの『アロマテラピー・コンプリートブック』が置いてありました。アロマの本を医学書の棚に置いてくれるのはとてもありがたいのですが、選書がどうなのかな?という気もします。
アロマの本の中でも『フランス・アロマテラピー大全』とか、ワンダ・セラーの『84の精油』などが医学書の中にまみれているのは時折みかけますが、『コンプリートブック』がそこにあったのは初めてでした。担当者さんの考えではより専門的だと判断してくれたんだと思います。ただ、私個人の意見では『コンプリートブック』を入れるならシャーリー・プライスの『プロフェッショナルのためのアロマセラピー』をむしろ入れてほしい気がしました。いずれにしろアロマがお洒落のジャンルから早く抜け出して、医学書とまでいかなくても、せめて家庭医学の棚に並ぶようになってほしいと願います。
さて、改めて『コンプリートブック』を手にしてみると、コンパクトにまとまってるなと感じました。こんなに大きいのにコンパクトとは不思議に思うかもしれませんが、アロマの試験に受かるために必要な項目をピンポイントにまとめられていつと思います。これまでにアロマや解剖生理学の勉強をしっかりされている人が試験前に要点整理をするにはうってつけの教材です。
ただし、アロマの資格はアロマのことだけでなく、解剖生理学や化学も勉強しなければなりません。私は最初独学でインストラクターを受験した時は、主にこの本で学習しました。アロマに関してはよかったのですが、化学は基礎ができていないから実際これだけでは身に付かなかったと思います。化学で一番役に立ったのは『アロマセラピストのための精油化学』でした。解剖生理学に関しても同様のことが言えて、『目で見るからだのメカニズム』をはじめ、もう少しわかりやすい本が出てますので、これ1冊で間に合う人はいいのですが、そうでない人にはもう少し幅広い教材で学習する必要はあると思います。
結論から言うと、資格試験のためにこの本は必ず必要――というわけでもないです。他にもいい本はいっぱい出ていますから。ただ、アロマ検定には公式の教科書が存在しますが、インストラクター、セラピストの試験には存在しません。そういう意味では要点チェックというか、最後のまとめとして利用するのはベターだと思います。他の団体はわかりませんが、AEAJの試験を受ける上での教科書を何か一点選ぶとすれば、間違いなくこの本でしょうから。
![]() | アロマテラピーコンプリートブック〈上巻〉 |
クリエーター情報なし | |
BABジャパン出版局 |


↑ポチっとよろしく↑お願いします。
※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとことお書きください。コメントのないもの、記事の内容と関連のないものは削除させていただきます
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます