rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

勉強、資格、学歴、そして実力

2014-04-22 00:45:58 | アロマな日記
植物美容の説明会に参加したとき、林先生が
「ハーブは美容効果がはっきり顕れるの、何故かこれまでやろうとする人が少なかった」
というような事をおっしゃってました。

なんとなくわかるような気もします。一つにはハーブ美容は手間だということ。もう一つは「美容」ということばに抵抗があるのかもしれません。アロマスクールに通っていた頃、「エステティシャンにはなりたくない」と言う人をよく見かけました。エステティシャンは営業ノルマが厳しいこともありますが、アロマセラピストを目指す人は「美容」ではなく「医療」に近いことをやりたいと思っているのが本音なんじゃないでしょうか。

先日ネット上でベテランのセラピストさんのコラムが載っていて、そこに
「アロマセラピストはエステティシャンを低く見ている」
という記述がありました。エステティシャンというよりも美容があまり高尚でないイメージを持っているんでしょう。

それは、日本人特有の学歴主義に由来するのではないかと思います。アロマセラピストになるためには資格を取らなくちゃいけない・・・っていう風潮になっているため アロマセラピストは勉強していると言った印象を持たれている。しかし資格を取っても実際に仕事に結びついてはいないとうい悲しい現実がある。

一方でエステティシャンは完全な実力社会。ですから資格も学歴もあまり関係ない。私も個人的に高校中退のエステティシャンを何人か知っていますが、下手な一流企業のOLなんかよりもずっと稼いでいます。しかし皮肉なことに日本では高校中退とか中卒でなれるような職業はあまり歓迎されない風潮があります。

実はアロマセラピストも学歴は一切関係ないんですが、「資格を取らなくちゃ」ムードがさも勉強しているようなイメージを持っているんでしょうね。聞いたところによると、資格試験ではアロマセラピストの試験よりもエステティシャンの試験のほうがずっと難しいそうです。ただ、どちらも勉強しているとはいっても医療従事者のそれと比べたらやはりまだまだと言わざるをえません。

そういえば美容師になるための専門学校は、以前は中学を卒業していれば誰でも入ることができましたが、今は高校を出ていないと入れなくなったんだそうです。ここにも学歴社会の影響が出てますね。それから看護の世界も中卒で入れる准看学校と准看護師の資格自体が無くなり、大卒の看護師さんを増やす方向に向かってます。

誤解しないでいただきたいのですが、エステティシャンの中には接客も営業も技術も優れていて、尚且つ常に向上心を持ち続けているような人はたくさんいるんです。ただ一方でヤンキー上がりみたいな教養や品格に欠ける人がいるのも事実です。じゃ、なせそういう人達が残っているのかというと、やあり実力があるからなんだと思います。

仕事に対する勉強は常にしてなければならないと思うけど、勉強以外にも必要なことがあるなと感じる今日この頃です。



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