rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

インストラクターとセラピスト

2008-07-21 22:32:15 | アロマな日記
 インストラクターというのは要するに先生。先生っていうのは人前にしゃしゃり出て自分の考えだのどこかから仕入れた知識だのを語るのが仕事。なので、どちらかというとインストラクター型ブログは更新も頻繁で饒舌。

 反してセラピストはクライアントの言葉や体の声に耳を傾けるのが仕事。自分のことは脇によけてクライアントの世界にいっとき寄り添う。なのでインストラクター型ブログに比べると更新もゆるやかだし寡黙。

 それで私はというと、更新は最近滞っているにせよ、やっぱりインストラクター型だなと思う。よく初対面の方に「何かの先生って感じがする」といわれるくらいだから既に先生カラーが染み付いているもかもしれない。いつか自分のブログに「私はセラピストに向かないかもしれない」と書いたことがあるが、自分でもどちらかというとインストラクターのほうが性に合っていると思う。

 では何故私がセラピストまで目指してしまったかというと、ぶっちゃけ
先生では食べていけない
という現実を自分でもよくよく理解しているのがひとつ。アロマに限らず先生稼業はなかなかお金にならない。以前子供向けの英語教師をしていたが、夢のある楽しい仕事ではあったが収入は微々たるもの。主に経済的理由でその仕事をあきらめ普通のOLに戻ったのでした。

 先生の給料は時間給に換算すると悪くはない。つまり安いというより仕事量がないといってもいい。特にアロマの講座なんかはたいてい月に1回、あるいは数回で完了というものがほとんど。仮に1時間辺りの収入がよかったとしても月に2,3時間しか稼動していなければ収入にはならない。

 もうひとつはアロマの業界では、インストラクターよりもセラピストのほうがより専門的な勉強をしなければならず、アロマのプロになるならセラピストの資格まで持っていたいっていう欲が自然に沸いてきた。

 仕事を始めるにあたっての利便性もある。私の住んでいる地域は車がなければ生活が成り立たないような田舎。もしも自宅でスクールを開こうと考えたなら、まず生徒さんたちの駐車場を確保しなければならない。しかもスクールの性質を考えるとマンツーマンでも時にはいいけど、やはり一緒に勉強する仲間が集まったほうが数段面白い。

 ところがサロンの場合は一部屋、ベッド一台確保できればとりあえずセットアップは出来る。クライアントは常に一人なので場所や駐車場は家でも何とかなるし、もしも車のない人でも私が駅まで迎えに行くことも出来る。そういった開業の利便の良さもやる気をそそった原因でもある。

 サロンの仕事とスクールの仕事はどちらが疲れるか?と聞かれるなら、どちらも違った疲れ方をする。ただどちらも人間相手なので、その日の生徒さんやクライアントの反応で後味のいい疲れ方と後味の悪い疲れ方をする。

 では、準備はどちらが大変かというと、圧倒的にスクールのほうが準備に手がかかる。長い場合は1年分のスケジュールを立て、テキストを編集し、アロマショップから精油や基材を仕入れるという作業は思った以上に手がかかる。私はやっぱり先生稼業が好きなのか手がかかる分、やりがいを感じる。

 ただ、そうそう頻繁に出来る仕事ではないな、とこの頃思う。労力と自分自身の集中力を考慮するとせいぜい週に6時間が限度ではないかと思う。だから1週間のうち1日は休日、2日はスクール、残り4日がサロンとい割合が理想かなと思う。

 今年に入ってから何故か公共機関を中心として講師の仕事が増えた。仕事自体は好きなことだし、楽しいし、ありがたいことだと思う。ところが困ったことにトリートメントできる時間が減ってしまった。パート勤めをやめてしまえばスクールもサロンも両立できるんだけど、まだまだサラリーマンからは足を洗えない厳しい現実がある。






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