チビラの襲撃

　これまでにも数回家庭教育学級の講師を担当させていただいたのですが、電話だけで連絡をとっていると言葉の行き違いというか、こちらが想定したことと先方が想定していることとの間にギャップが生じてしまうことがありました。

　そんなわけで役員さん達には手間が増えて面倒でしょうが、必ず１度事前に打ち合わせをさせていただいてます。作った現物を見ていただいて材料費がどのくらいかかるのか、などを予め話して興味のあるものに決めていただきます。こちらの幼稚園の役員さん達はチーム・ワークも良く協力体制が整ってとてもいい感じでした。

　何を作るのかを決める段階でも予算のことはもちろん、精油をどのくらい使うのかまで考えていただいて、
「１０滴も２０滴も使うとブレンドが難しいから少ない滴数でいいものにしよう」とか、
「選ぶのが大変だから持ってくる精油の数も少なめにしてください」
なんて具体的な要望も出て、こちらとしては大変やりやすかったです。

　さて、今日は朝から雨が降っていて寒かったのですが、１０人の方が参加してくださいました。小学校の家庭教育学級でもちびっ子連れのお母様はいらっしゃいますが、幼稚園では約半分の方がちびっ子連れ。しかもほとんどが赤ちゃんなのでお母様達はちょっと大変そうでした。

　講義がはじまるとほぼ同時にご機嫌ななめな赤ちゃんがぐずりはじめました。チビラの襲撃にちょっとたじろぎましたが、お母様達はなれているのか割と平然とされてました。ただ机の後ろにマットを敷いてちびっ子達の遊べるスペースを作ってくださったのですが、お母様お二人がそこに釘付けになってしまいました。やはり赤ちゃんを抱えているとなかなかお勉強もむずかしいですね。

　後半手練石鹸を作る段階になったら、ちょっと大きい子達は一緒に石鹸をこねはじめました。ちびっ子達の喜んでる姿はとっても可愛らしかったです。一番大きなみゆちゃんが私に向かって
「気に入った」
と親指を立ててくれました。

















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