DNA は生活環境よりまさる

先日、千葉の動物プロダクションでスタッフがライオンに噛まれた事件がありましたね。ライオンを洗おうとしたら噛みつかれてしまったとか。それに伴って動物園や獣医師の意見が寄せられ、そもそも動物園でもライオンは決して洗わないんだそうです。

やっぱりネコ科ですね（笑）猫も水を嫌います。何処の愛猫家さんもそうでしょうが、よっぽど汚れていない限り猫の体は洗いません。ただ先述のライオンはいわばタレントさんなので、匂いも抑えて小奇麗にしておきたいのは理解できます。なんとかライオンが嫌がらずに清潔を保てる方法がないものかでしょうかね。

そういえば、、うちで飼っている猫は雑食で、猫のくせに野菜まで食べるんだ…とある時話したら、
「えっ⁈猫って野菜食べないんですか？」
とある人に驚かれました。確かに飼っていないとそういう基本的なことも知らないのでしょうね。

猫はもともと砂漠の動物、水のない環境で生きてきたから体を洗わなくてもいいように出来ているんです。同様に植物の生えてない環境で生きてきたので、葉っぱを食べる習慣もないんです。

でも不思議ですね。日本に今生存している猫たちは、何代も、何十代も前から日本で人間と一緒に暮らしているのに砂漠で生きていた遺伝子情報をまだキープしているなんて！そういえば、文明開化から少なくとも三代経っているけど、いまでも牛肉や牛乳に適応できない体質の日本人は存在します。

DNAの情報はよほど長い期間環境に順応しなければ、書き変わらないようです。本当に不思議です。