rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

天然素材の安全神話

2012-05-04 00:07:51 | ハーブな日記
 アロマやハーブは自然のものだから安心・・・とは決して思わないでください。天然粗材であっても炎症を起こしたり、神経毒性があったり様々です。

 日本のある化粧品メーカーが以前は天然のジャスミン精油を香料として使っていたのだそうです。ところが肌荒れを起こしたという消費者が相次ぎ、研究を重ねて合成香料のジャスミンを使用したところ肌荒れを起こす件数がぐっと減ったというのは有名な話です。

 私も以前は化粧品を使わないフェイシャルという構想を立てていたことがありました。クレンジングから仕上げまでいっさい出来合いの化粧品を使わないで、天然素材で施術する・・・なんかいい感じしませんか?ただ、現実的に考えるとまずクレンジングに適した素材がない。しかも天然のものだから必ず刺激がないとは限らず、やってみてお客様の肌に合わないケースは充分考えられます。それだったら、研究に研究を重ねたメーカーの化粧品を使ったほうがむしろ安心だという考えに至りました。

 古くなった精油やハーブを私はよく入浴の時に使うのですが、先日古くなったラベンダーで濃い目のハーブティーを作り、それをお風呂に入れて入浴しました。そうしたら・・・

 もともと体幹に湿疹があるのですが、それが沁みてひりひりしてしまい、湿疹も増えてしまいました。アロマ仲間にどんだけいれたの?って驚かれました。

 確かに200mlの軽量カップに2杯分はありました。ただ、お風呂に入れる量としては多すぎるというほどではない。考えられるのはラベンダーの質。賞味期限が切れていたのでやはり劣化していたんでしょうね。それからやはり量が私には多かったのでしょう。通常は2~3回に分けて使用する量ですから。

 ハーブの実習の時ハーブパップを手の甲に乗せていたらヒリヒリしてきた経験があります。他の人は全然なんともなかったのに・・・その時使っていたハーブはイラクサじゃなかったかと思います。ちょっと記憶があいまいです。そんなこともあってだれかれ構わずハーブを使用するのは少し危ない試みといえましょう。

 でも、うまくマッチするとハーブは驚くほどいい成果を挙げてくれたりもするんです。



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