rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

キク科の精油

2007-09-24 22:30:46 | AEAJ試験対策
 キク科の精油、まずは検定1級で登場するローマンカモミール Anthemis nobilis。それから上級試験で登場するジャーマンカモミール Matricalia chamomillaがあります。共に花の水蒸気蒸留法で得られます。学名のnobilisは「高貴な」という意味、Matricaliaは子宮を意味し何かが生み出される感覚にも使われます。

 そのほか
モロッコカモミール Chamaemelum mixtum ChamaemelumのChamaeは土の上にあり、せいちょうしても背が低い、または小人のようなという意味があり、melは蜜に似た甘い匂いがするという意味。mixtumは2つ植物を交配させたという意味。
イニュラ Inula odorata/Inula graveorens イニュラ又はイヌラ、和名オオグルマと呼ばれ種小名のodorataはイランイランと同じ芳香を放つという意味。もうひとつの種小名graveorensはゼラニウムと同じ重い香という意味。
タラゴン Artemisia dracunculus Artemisiaは女王アルテミアから、dracunculusは大蛇を意味します。
タジェット Tagetes minuta Tagesesはギリシャ神話ゼウスの孫タジェスにちなんでつけられました。タジェスはエトルリアの神で耕作の技術を人々に教えたといわれています。別名フレンチマリーゴールド。
ヘリクリサム Helichrysum itallicum HelichrysumのHeliは太陽を表しitallicumはイタリアからきています。イモーテル、エバーラスティング、カレープラントなどの名前を持ち合わせています。
抽出部位はタジェットは花、他はみな全草の水蒸気蒸留法で得られます。

 成分はローマンカモミールはアンゲレートなどのエステルが約75%。他にオキサイド、モノテルペン、アルコールがそれぞれ5%。
 対してジャーマンカモミールはカマズレン、ファルネセンなどのセスキテルペンが35%、αビサボロールオキサイドが35%、アルコール・αビサボロールが20%。
 モロッコカモミールがアルコール類41%、モノテルペン類24%
 タジェットは約50%はケトン、35%はリモネン、オシメンなどのモノテルペン。
 タラゴンは約70%がフェノールです。

 キク科の特徴は鎮静作用。それからジャーマンカモミールの抗アレルギー、抗炎症作用などに代表される皮膚に働きかける香です。また肌荒れや切り傷など痛んだ肌を修復します。





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