スピリチュアルな体験

　先日はじめてのお客様が見えました。とても綺麗でスタイルもスレンダー、年齢も４０を超えていたのですがぱっと見は３０代にしか見えません。エステなどに行きなれていらっしゃるようで、こちらはちょっと緊張気味です。

　いつものように普通にカウンセリングしてトリートメントに入りました。あまりしゃべらない方みたいでしたので、こちらから話しかけるのを控えていました。そうしたらトリートメントもほぼ８割終わった頃に

　「失礼ですが、この仕事長いんですか？」
と唐突に質問されました。
実はまだ２年くらいしか経験がないんですよと答えました。

「そうでしたか・・・」
と言われ少し間をおいて

「あなたの手は力があるんですよ。この仕事に向くか向かないかといえば向くと思います。ただ、これだけ力があるのになぜか色が見えないんですよ」

？？？


　最初その人の言っている意味がよくわからなかったんです。その後少し話してみて、その方の言われた力というのが握力とか圧力とかではなく、スピリチュアルな力とでもいうのでしょうか、癒しの力を言っていたみたいです。普通そういう人は手からパワーが出てそこに色が見えるんだそうです。勿論見える人にだけ見えるんでしょうが。

　その方がおっしゃられたのは、私が手技とか手順に気を取られているんではないかと。もっと目の前の身体と向き合って、どうしたら気持ちよくなれるのかを感じながらやったほうがいいと指摘されました。

　言いたいことはわかるのですが・・・実際お客様の身体を触りながら、特にどこが疲れているのか、どこを特にトリートメントしたらより疲れが取れるのかを考えながら、あるいは感じながらトリートメントしているつもりです。（つもり）だけなのかもしれませんが・・・

　それから、圧のかけ方とか手そのものに力があるのだから勿体ない。今まで興味がなかったかもしれないけど、少しそういうことも勉強してみたらいい・・・ということを言われました。

　そのあと、私の手のひらに自分の手のひらをかざして何か感じますか？と聞かれたんです。


　確かに何かーーー風ーーーではないけど、空気の流れみたいなものを感じました。エネルギーなんでしょうかね。


　昔、よく駅のホームなどで他人の額に手をかざしている人を見かけましたが、どちらかというと胡散臭い気がしていました。


　実際に手をかざされて胡散臭いとは思いませんが、やっぱりどこか不思議でどう解釈していいのかわからないというのが本音です。確かに科学では判明されないいろいろな事が存在するのでしょう。

　アロマを続けていくうえで、化学の勉強をもっとしっかりやらなければという気持ちは今も変わらず持ってます。占いとかスピリチュアルな事柄を殊更強調したくないという気持ちも同じです。ただ確かに人間に備わっているエネルギー、気というほうがいいのかもしれませんが、あるんだなと思います。








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