最近読んだエミール・ゾラの 制作 という小説の中にマチルドという女の人が出てくるのですが、これがまた何とも強烈な個性の持ち主です。
『制作』は非常に才能がありながら世間で認められないひとりの画家クロードの苦悩を中心に書かれています。当然画家や彫刻家、建築家などの芸術家仲間が出てきます。
マチルドはクロードの芸術家仲間のひとりのアトリエの近くに住む薬草屋のおかみ。今にもつぶれそうな薬草屋なのになんやかやとやっていけるのは怪しい薬を売っているんじゃないかと近所で噂されていたりしている。
その昔魔女裁判にかけられた女性はほとんどがハーバリストだったそうです。その当時はちょうど近代医学が台頭してきた頃です。いわゆる医者が増えてきた時期なんですね。ところが医者にかかれるのは一部の特権階級のみ。貧しい人達はハーバリストに頼るしかなかったのです。つまり魔女裁判は当時の医者の縄張り意識からハーバリストへの閉め出しだったのです。
話は横道にそれましたので、戻しましょう。御伽噺の魔女は大きな鍋で薬草をせんじていたりしますが、マチルドもどこかしら魔女的な雰囲気を醸し出しています。薬草屋だけあっていつもハーブの匂いをさせています。大黄やエニシダの強烈な匂いやミントの匂いなどなど。
マチルドが魔女っぽいもうひとつの理由が性欲。夫のある身でありながら若い芸術家と浮気する。その浮気相手も一度に一人じゃなく、同居している二人の芸術家のそれぞれ同時に、しかも双方了解の上付き合っていたりする。なんともお盛んなオバサンなのだ。しかも最後は彼等の仲間の美術評論家とちゃっかり結婚してしまう。
エニシダ=エルダーフラワーは体を温め風やインフルエンザを予防するスタンダードなハーブ。本によるとマスカットのような香がするとあるが、マスカットかな?と首をかしげる人が多いようです。ただ仄かに甘い香がして飲みやすいハーブではあります。
↑ポチっとよろしく↑お願いします☆
※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとこと感想をお書きください。コメントのないもの及び記事の内容と関連のないものは削除させていただきます。
『制作』は非常に才能がありながら世間で認められないひとりの画家クロードの苦悩を中心に書かれています。当然画家や彫刻家、建築家などの芸術家仲間が出てきます。
マチルドはクロードの芸術家仲間のひとりのアトリエの近くに住む薬草屋のおかみ。今にもつぶれそうな薬草屋なのになんやかやとやっていけるのは怪しい薬を売っているんじゃないかと近所で噂されていたりしている。
その昔魔女裁判にかけられた女性はほとんどがハーバリストだったそうです。その当時はちょうど近代医学が台頭してきた頃です。いわゆる医者が増えてきた時期なんですね。ところが医者にかかれるのは一部の特権階級のみ。貧しい人達はハーバリストに頼るしかなかったのです。つまり魔女裁判は当時の医者の縄張り意識からハーバリストへの閉め出しだったのです。
話は横道にそれましたので、戻しましょう。御伽噺の魔女は大きな鍋で薬草をせんじていたりしますが、マチルドもどこかしら魔女的な雰囲気を醸し出しています。薬草屋だけあっていつもハーブの匂いをさせています。大黄やエニシダの強烈な匂いやミントの匂いなどなど。
マチルドが魔女っぽいもうひとつの理由が性欲。夫のある身でありながら若い芸術家と浮気する。その浮気相手も一度に一人じゃなく、同居している二人の芸術家のそれぞれ同時に、しかも双方了解の上付き合っていたりする。なんともお盛んなオバサンなのだ。しかも最後は彼等の仲間の美術評論家とちゃっかり結婚してしまう。
エニシダ=エルダーフラワーは体を温め風やインフルエンザを予防するスタンダードなハーブ。本によるとマスカットのような香がするとあるが、マスカットかな?と首をかしげる人が多いようです。ただ仄かに甘い香がして飲みやすいハーブではあります。
↑ポチっとよろしく↑お願いします☆
※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとこと感想をお書きください。コメントのないもの及び記事の内容と関連のないものは削除させていただきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます