rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

三つ巴の宇宙空間

2007-03-31 00:17:34 | AEAJ試験対策
 精油総論の中でも化学は厄介な代物。普段耳慣れない言葉が氾濫して、しかも似たような紛らわしい言葉に頭が混がらがってしまいそう。

 フレグランスジャーナル社の『アロマテラピーを学ぶための やさしい精油化学』はそんな理系科目が苦手な私にも非常にわかりやすく書かれていました。何しろ原子構造とか結合なんていう最も基本的な事さえはっきり掴めてなかったんですから…この本はその辺のところからやさしく解説されていて助かりました。コンプリートブックの解説よりわかりやすかったです。

 リナロールに酢酸がくっついてリナリルアセテートと水に分解されることや、ネロールやゲラニオールが酸化してネラールやゲラニアールに変化することなどがわかってくると楽しくなってくる。アルコールは作用がやさしくて安全性が高いのに酸化してアルデヒドになるとパワーアップする代わりに刺激も強くなってしまう。

 精油は炭素、水素、酸素がいろいろに組み合わさって出来ている。たった3種類の原子からこんなにも複雑な精油ができるなんて…宇宙の神秘を感じます。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自家製青じそドレッシング | トップ | 春のハーブビネガー3種 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
反省! (クロリン)
2007-03-31 13:30:30
私も持っている本なのですが本棚の片隅にあります。
どうも「化学」という文字を見るだけで眠くなってしまうのでありまして・・・・
しかし単純な原子でこんなに複雑な精油ができるのは本当に不思議です。
単純だから身体にも良いのでしょうね。
それにしても読んだことがない私、本棚から出してトライしますわ(笑)
返信する
Unknown (ぴぐもん)
2007-04-01 00:55:50
クロリンさん、せっかく持っているのに読まないのは勿体ない、是非目を通してみてください。私も化学苦手だったけどこの本は面白いと感じました。

 シャーリー・プライスも原子は最小の宇宙と言ってましたが、なにかしら宇宙的なものを感じてしまいます。解剖生理学よりも面白いかも。
返信する

コメントを投稿

AEAJ試験対策」カテゴリの最新記事