rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

『アーユルヴェーダ・ハンドブック』

2012-01-05 23:42:30 | 自然療法関連書籍
 アーユルヴェーダはインドの医学書であるとともに哲学書でもあり、ライフスタイルの提案でもあるんです。病気になったときのさまざまな療法やハーブ、食事のとり方、一日の過ごし方、一年を通じた生活の仕方や夫婦の性生活についてまで及んでいます。

 よく知られているヴァータピッタカパ(この本ではカファ)の3つの体質(ドーシャ)についても書かれていますが、いわゆる「あなたはどのタイプ?」という占いのおようなことは書かれてません。

 ドーシャの説明自体はとてもいいのですが、残念なことにドーシャと関連する身体の部位の図が載っているのですが、どう見てもヴァータとカファの位置が逆でした。それからマルマといって中国のツボのようなものがあるのですが、その分布図もヴァータとカファが逆に描かれています。初版本のようなのですが、かなり重要な項目ゆえなんとも残念です。

 療法についても私が知っているのはオイルマッサージとスチームバスとシロダーラくらいでしたが、パンチャ・カルマというデトックス法なども紹介されていました。植物油やハーブエキスを使って浣腸したり、下剤を使ったり、薬で嘔吐させたり、ハーブやオイルを鼻から入れて浄化させる方法などもありました。そのほかにもマントラ(真言)カルマやシャーンティ(吟唱)カルマなど呪いのようなものもありました。

 チャクラについての説明や中国の五元素との関連なども興味深かった。五元素の考えによると、純粋な意識が宇宙の波動を呼び空ができる。そして空から風と火が生じ、火が水になり土になる。さらに地から生命を持った生物と生命を持たない物質が発生したという世界観が述べられている。

 純粋意識 → 宇宙の波動 → 空 → 風 → 火 → 水 → 地



アーユルヴェーダハンドブック
シャンタ ゴーダガマヤ
日経BP社




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