香りの好き嫌い

　香りテストは配点が大きいので皆さん結構気になるみたいです。今日も受講生のシナモンさんが、

「柑橘系って全然違うのと比べるとすぐわかるんだけど、レモンとオレンジとグレープフルーツみたいに並べると逆になんだかわからなくなっちゃう」

なんて話してました。そんな紛らわしい問題は出ないから大丈夫だと言いました。勿論今まで出なかったから出ないとは言い切れないのですが・・・多分大丈夫でしょう。

　そんなことをいろいろ話していると、シナモンさんは
「香りの好みって変わりますね。最初は嫌いだった香りも使っていくうちにだんだんイヤじゃなくなってきました」

はい。そうなんですよ。最初は変なにおいと思っていても使っていくうち愛着が出てくるというのか、親しみがわいてくるんですよね。

「ただ、今でもジュニパー・ベリーだけは嫌いではなくなったけど、なんかダメなんです」

　それもありますよね。嫌なものは無理に使う必要はないと思います。シナモンさんの場合は腎臓を患った経験があるので、ジュニパー・ベリーとの相性が悪いんじゃないかと思います。そもそもジュニパー・ベリーは腎臓などの泌尿器と関連が深く泌尿器の不調を緩和する働きをしてくれます。ただ、喘息の人はユーカリ・グロブルスを避けたほうがいいように、ジュニパー・ベリーの作用が逆に腎臓を刺激してしまうことも考えられるのことなのです。

　単なる好き嫌いでも、よく考えてみるとその人の体調の弱いところを再確認できたり、アロマってほんとうに奥が深いです。そして、どうしてもダメなものは別として、一般にはできるだけ多くの精油を使って馴染んで行ってもらいたいなと思います。

　





↑ポチっとよろしく↑お願いします。

※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとことお書きください。コメントのないもの、記事の内容と関連のないものは削除させていただきます。