rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

普遍的であること

2014-04-08 00:15:55 | アロマな日記
高山林太郎氏の暴露本によると、マギー・ティスランドが自身の書物の中で精油を点眼する方法を書いたそうだ。アロマをやったことのない人でも、それは危ないことだって気づくでしょう。ところが、本当に実践してしまって酷い目にあったと抗議した人がいたらしい。その時マギーは、
「私のブランドの精油を使えば、そんな事にならなかった」
と述べたんだとか。

アロマの黎明期だから、さまざまな思考錯誤はあったと思うし、間違いも当然あったと思う。けれど間違いを素直に詫びる気持ちも持って欲しかったと感じる。

10年前と比べアロマ愛好者はとても増え、それはいい傾向ではあるものの、中には自分の考えに固執して排他的な人々もいるのを残念に思う。

特に精油の品質について、○○社のものはダメだ、とか○○社の精油しか使わないとか。何を使うかはその人の自由だけど、ツーぶって精油の品質について批判するのはどうかと思う。確かに安い精油は安いなりだと思うけど、高額なものが果たして本当に良質であるかはわからない。

生産者や販売者が自分のブランドを勧めるのは至極当たり前の事だけれど、セラピストやインストラクターは違うと思う。むしろ栄養士のようなスタンスに立つべきた。

お米は魚沼産コシヒカリが最も人気のある、いわゆる美味しいお米の代表だ。魚沼産でなくてもコシヒカリはおいしいし。でも標準米やブレンド米だって意外とおいしいし、栄養価はさほど変わらない。牛肉にはグレードがあって確かにAの数が多いものほど美味しいし栄養価も高いのだろうけど、スーパーで3枚千円で売ってる牛肉だってたんぱく質やビタミンBを摂取できる。

高いものであっても、安いものであっても、有機農法で生産したものであっても、在来農法で生産したものであっても、にんじんはにんじん、ほうれんそうはほうれんそう。ラベンダー精油はラベンダー精油。セラピストやインストラクターはブランドの違いをとやかく言うのではなく、どのメーカーにも共通する普遍的な精油の特性について述べるべきだ。

もっとも、それは100%天然の精油を適切な管理下で製造・保管していることが前提だ。高山氏の暴露本によると日本の市場も偽物があふれているんだそうだ。はっきり言ってその辺のことはわからない。日本にもエコサートみたいな検査機関ができることを願う。



人気ブログランキングへ




↑ポチっとよろしく↑お願いします。

※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとことお書きください。コメントのないもの、記事の内容と関連のないものは削除させていただきます。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 関宿城博物館と中之島公園 | トップ | 石戸蒲サクラ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アロマな日記」カテゴリの最新記事