黒式部の怨念日記

怨念を恐るる者は読むことなかれ

鶏むね肉の低温調理を決死の覚悟でする件

2025-03-08 16:38:04 | 料理

チコちゃんで「野菜がシャキシャキなのはなぜ?」というお題が出たのでブラウン管(古)に向かって「セルロースがあるから」と回答したら、正解は「細胞壁があるから」だった。細胞壁ってセルロースだよね。当たったじゃん。だけど、チコちゃんは、えてして用意された通りの文言で答えないと「ボーッと生きてるんじゃねーよ」と言う。しかも、セルロースは細胞壁の材料であって細胞壁と完全にイコールではないからなおさら怒られそうである。

閑話休題(本題も閑話)。あさイチで「鶏むね肉とレモンが疲労回復に絶大な効果がある」と聞いて以来、わが家の食卓は毎日鶏むね肉である。安いし言うことない。わが家の人間の構成員は私一人だから「むね肉ばかりで味気ない」と文句を言う輩もいない。唐揚げにしたり、パン粉を付けて揚げ焼きにしたり、ピカタにしたりしてる。下の写真は昨夜のピカタである。

中に梅干しを挟んだ。レモンがいいのはクエン酸が豊富だからで、クエン酸を含む梅干しも同様によいのである。因みに、お酢に含まれてるのは酢酸だそうだ。お皿の中央に乗ってるのは余った卵を焼いたものである。

だが、毎度毎度鶏むね肉となると、もっとレパートリーを広げなければ追っつかない。そうだ、茹でてサラダチキンにしよう。と思い立ち、レシピを見ると、フリーザーバッグ(ジップロック等。因みにジップロックは特定の商品名である)に鶏むね肉を入れて熱湯に投じたら火を止めてフタをして1時間待つ、とある。バッグが溶けることがあるから火は止めなければいけないそうだ。どんどん冷めていくお湯に長時間漬けて熱を通すのだからいわゆる低温調理だが、十分に熱が通るのだろうか。あるお笑いコンビは売れる前、鶏肉をろうそくの炎であぶって食べて(ガスを止められていたのだろうか)、大当たりになって、回復まで数日かかったなんて話を聞いたから余計に心配である。とりあえずやってみよう。1時間経って切ってみると概ね白くなっているが、一本真っ赤な血管が走っていた。これを食べる勇気はないから電子レンジで加熱した。その次は、うーんと薄切りにしてやってみた。やはり赤い線が残っていたから電子レンジで加熱した。やはり、鶏肉は低温調理には向かない気がする(私見である)。

そうやって、最後は電子レンジの力を借りてこしらえたサラダチキンがこれである。

初めのうちは、レモンをしぼって汁だけかけていたが(百均で買ったレモン絞り器はちゃちい外観とは裏腹にかなり使えるモノであった)、皮の部分に栄養が多いと聞いて、輪切りにして食している。

かように、体のことを十二分に考えた食生活を送っているのは、私もそこそこいい歳だからである。それで疲労がとれたかというと全然(「全全」は否定に使うのが本来である。ここでは本来の用語例で用いている)。朝起きると体が鉛のよう。毎晩強烈な夢と格闘していて良い睡眠をとってないのが原因だと自覚している。

因みに、料理屋で「鶏の刺身」が出てくることがある。料理屋が出してるんだから大丈夫なのだろうが、食すときは毎回「決死の覚悟」である。

 


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