買ってからじわじわ順位を上げ最近は今年の買い物ベストスリーに入るいきおいのミニクッカー。毎日1合炊いて2食で食べきっている。2食目は冷やご飯。これが美味しい。圧力鍋で炊いてた頃は、一度に多量に炊いて小分けにしてラップに包んで冷凍し、食べるごとにチンしてたから冷やご飯を食べる機会はなかった。
冷やご飯であることは写真で分かる。
カタチになっているのは冷えて固まっているからである(冷やご飯のカタチで占いができる?)。
ご飯について一つ疑問。最近は精米技術が進化してるから一生懸命研ぐ必要はない、一回程度たら~とすればいいと聞く一方で、料理人は今でもごしごし研いでいる。私は、無洗米でないにもかかわらず一回たら~っとすら研がないですぐミニクッカーで炊き始めている。もともと、銘柄不明の安い古米だからそんなところでよいだろうとたかをくくっているのである。
そんな銘柄不明の古米ですら物価上昇の波が押し寄せている。激安スーパーで米を買って会計をしたら8000円を超えていた。なんかの間違いか?と思ったら間違いではない。米の価格(10㎏で5000円超え)が全体を押し上げたのである(なお、地名の「押上」は昔の海岸線で波が陸を押し上げていたから付いたという)。それでも、5㎏にすると2500円超は一般と比べるとかなり安い。さすが、銘柄不明の古米である。
江戸時代に起きた米価高騰による打ち壊しのときは、短期間に米価が4倍になったという。日本史上最も有名な米騒動は1918年(大正年間)でそのときは3倍だという。現在は2倍弱だが当時とは食糧事情が異なる。当時は米が主食であった(今でも主食?でも比重が違う)……どころでなく、江戸時代の江戸っ子は米飯ばかり食べていた(だから脚気になった)。その米の値段が4倍になったと言ったら、これは大事(おおごと)である。打ち壊しが起きるわけである。だが、大変統制のとれた、秩序正しい打ち壊しだったそうである(NHKの「英雄達の選択」より)。「打ち壊し」と「秩序正しい」は二律背反の感じもするが、そこが両立するのが日本人である。
「冷やご飯」から「ご」をとると「冷や飯」(ひやめし)になって、思いっきりネガティヴになる。
なお、私も銘柄米の新米を炊く機会があれば(生涯訪れるか不明だが)、そのときはしっかり研ぐ所存である。
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