発症から3週間経ち、痛風の腫れ・痛みはかなり引いたがまだ完治してない。歩くとき足をひきずってしまう(そういう歩き方になってしまったのか?)。そんな状態でカンタータを歌う会の会日を迎えた。普段は会場まで新大久保駅から15分歩くのだが、なるべく歩く距離を短くしたい。調べると近くまで行くバスが新宿駅西口から出ている。よし、これを使おう。時刻とターミナルを確認して西口に向かった。着いた。なんじゃこりゃ?工事をしていて、様相がまるっきり変わっている。どう行けばターミナルに出られるのか分からない。仕方なくぐるっと回ってようやく目の前にターミナルが見えたと思ったら歩道がなく、警備員のお兄さんが渡らせまいとばかりに仁王立ちしている。仕方なく、また地下に戻り、さっきとは逆方向にぐるっと回ってようやくターミナルに着いた。余裕をもって出てきたからよかったが、ぎりぎりの時間を組んでいたら遅刻したところである。そもそも、バスに乗ろうと思ったのは歩く距離を短くしたかったからである。もしかすると、新大久保駅から歩いたのとあまり変わらなかったかもしれない。そんな具合であるから、新宿駅西口からバスに乗ろうとする人は心して念入りに下調べをなさることを推奨する者である。かように、当ブログは世のため人のためになる良いブログである。
さて。この日、人と話すのは昨年のクリスマスイブに痛風で病院に行って以来。お酒を飲むのはもっと久しぶりである。え?完治してないのに飲むのかって?飲むなら乗るな、飲まないのなら歌うな(?)、である。だが、決死の覚悟でもある。痛風が発症した以上は、お酒やプリン体の摂取を控えても意味がないどころか、逆に、発症後に尿酸値を下げると症状が悪化するという(だから、病院ではロキソニンと湿布が処方されただけだった)。だが、曲がりなりにも患部は腫れが残っている。腫れにアルコールがいいわけはない。普段はそんなことを気にしなくても、今回は症状がひどくて夜中に七転八倒したものだから神経質になっているのである。しかし、焼肉を喰らうのであれば、
赤ワインを飲まないわけにはいきもうさん。
だから、最初はそろりそろりと飲み出して、気がついたらブランクを感じさせない飲みっぷり!久々に人としゃべったこともあって杯が進んでしまったのである(杯が進んだのは焼肉が相当に美味であったせいもある。旨いものを食べたのも久しぶりである)。
で、翌朝(今朝)、激痛で目が覚めて、見たら患部が腫れ上がっていた……ということはなかった。結構は「吉」と出たのだろうか……
今回、痛風をこじらせてしまったわけだが、そのことについて、疑問点が二つ。その1。発症したらすぐ受診して適切な治療を受けろ、でなきゃ悪化する、というのだが、上記の通り受診しても尿酸値を下げる薬が投与できず、せいぜいロキソニンが処方されるだけとなると、いったい「適切な治療」ってなんなのだ?ロキソニンが処方されるだけなら市販の薬でもよいわけである(実際、私が行った病院でロキソニンが処方されたのは、私が年末年始を乗り切るだけのストックを有していなかったからである)。
その2。実は、私は、ひそかに昨年歩きすぎたことが痛風がこじれた原因ではないかと疑っている。科学的因果関係など知る由もなく、ただ、状況的にそう思っているのだが、昨日のアフター会でこの話題になったとき、会に参加していた痛風仲間から「『歩きすぎると発症する』と言ってる人がいる」との証言を得た。証言者は痛風経験者であり医者ではないから、これは鑑定人の鑑定意見ではなく証人の証言であり、証言の証拠価値をどう見るかは裁判官の自由心証に委ねられるのであるが、私にとっては、これは重大証言である。
痛風は、アルコール解禁でも一気にぶり返すということはなかったですが、かと言って、快方一直線というわけでもなく、治りかけの状態で足踏み、という感じです。