私立の入試は無事に終え、いよいよ、本命の公立高校の受験。
しかし、相変わらず、コータがどこを受けるのか、全然、私には知らされていませんでした。
直前になんとなくカミサンから聞かされた高校の名前は、
まさかの!
超難関校で、
おまえの実力で受かるわけないやん!
って思うような高校でした。
受験を翌日に控え、
カミサンが【チキンカツ】を作って食べさせてるのを見て、
『ああ、そういや、俺もろくすっぽ勉強もせずに受験したのに、そのたんびにオカンが、【ビフテキ】と【とんかつ】を作ってくれたなぁ~。「テキにカツ!」なんていって。。。』
って思い出して、
『早いもんだなぁ~。』
って感慨にふけりつつも、
「おめー、受かりもせんような高校を、勝手に受験しやがって!」
くらいの、イヤごとの一つも言うてやろうかと思いながら、「キチンとカツ」ようにという思いのこもった【チキンカツ】をかじっていると。。。
一足先に食べ終わったコータが、スクッと立ち上がって。。。
「パパ・・・ママ・・・そして、シュンタ。
今日まで、俺は好き勝手に勉強だけさせてもらいました。
明日は、がんばりますので、
今まで、応援してくれて、ありがとう。」
って、言って、ペコリ、と頭を下げて、2階に上がっていきました。
・・・って、おいおいおい。
自分で言うほどは、おまえ、「好き勝手に」勉強してないぞ。
けっこうアニメやユーチューブ見てたぞ、あと、ニコニコ動画とかも見てたぞ・・・
って、言おうかと思ったけど、
「勉強させてくれて、ありがとう。」
って、言われて、文句言える親なんかいないよ。
なんか、ずりーよ、長男。
いつから、そんな【爽やかキャラ】に、なっちゃったの?よ。
まぁ、落ちると思うけど、
応援することにするよ。