ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

ベルト論争

2012年01月12日 09時44分55秒 | スターダム

 スターダムは3月20日に後楽園大会を開催しますが、早くも第1弾カードを発表しました。高橋奈苗vs里村明衣子のワールド・オブ・スターダムタイトルマッチが決定!特別立会人にブル中野、特別レフェリーに和田京平という豪華布陣です。ところが里村選手がタイトルを賭けることに異論を唱えてきました。実はブル中野の引退興行があった日に話をして対戦は決まったのですが、「私はもうタイトル戦線から撤退しているので…」と言ってきました。最終的には「主催者に任せますが、会見で私の主張を話させてください」ということでまとまったのです。会見場にはブル中野もやってきましたが、ここで「今の女子プロレス界にはベルトが多すぎて、どれもお飾りでしかない」という主張を述べた里村選手。一方の高橋奈苗は「ブル中野の築いてきた赤いベルトの歴史を形は違っても繋げていきたい」と。話は平行線で激しい言い合いとなったのです。この場に居合わせたマスコミも凍りつくようなプライドとプライドの真っ向勝負。ブル中野は「それぞれのプライドをぶつけ合って素晴らしい試合をしてほしいし、それが出来るカード。タイトルの権威は試合内容で決まる」ようなことを申しました。こんな形で論争するとは思いませんでしたが、ここまで両者が真っ二つに対立したのは久しくなかったのでは。イデオロギーの違いであり、プロレス観の違いなのです。

 だからこそ、この対決は面白くなってきました。ただお互いが闘うことには異論がありません。この試合こそが現在の最高峰の闘いという認識でいますので。ベルトの権威や価値は図り切れません。一つ言えることは団体プロレスにはベルトが不可欠。特にスターダムは新人主体とはいえ15人近い所属選手を抱え、モチベーションを挙げなくてはなりません。誰が一番、強いのかは永遠のテーマ。しかし、ベルトの統一なんて不可能。どこも言い方は悪いけど、勝手に興行して勝手にベルトを作っているのだから、そんな定義はナンセンス。里村選手が勝ったらベルトをゴミ箱に捨てるくらいなことを見せてほしい。奈苗が勝ったら目の前で誇示すればいい。そのくらいの意気込みで争ってほしい。でもこの春の最注目カードです。

STARDOM THE HIGHEST2012

320日(火・祝)後楽園ホール  6:30PM

 

<決定カード>

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 301本勝負

(王者)高橋奈苗  vs  (挑戦者)里村明衣子

※高橋奈苗は2度目の防衛戦。15年間で2度目のシングル対決。

特別立会人=ブル中野、特別レフェリー=和田京平

 

 


最新の画像もっと見る