ダンプ、ブルに次ぐ極悪同盟第3の女として活躍したのがコンドル斎藤だった。コンドルはタイガーマスクに憧れ、この世界に入ってきたが…なぜか極悪となったが、これまでの肉弾殺法を得意とした先輩たちと違い、ビジュアルにもこだわった綺麗なヒールであった。
何しろ絵を描くのが得意だから、ダンプのメークアップ係りに抜てきされ、広い背中や肩に様々なアートを描いた。
プロレスでの得意技は空手仕込みの三日月蹴りだった。当時、入門した新人はクラッシュ・ギャルズの影響が強く、誰もが空手を経験することでオーディションを優位に持っていったのだ。後ろ回し蹴りのように相手をリバウンドさせ、スネの部分を打ち当てる。鋭利な武器となったのだ。