双葉社から6月16日に発売される一冊の分厚い本。それは柳澤健さんが書いた「1993年の女子プロレス」というインタビュー集です。1993年と言えば団体対抗戦、いわゆるオールスター戦が開戦した年。「kamipro」誌上でインタビューした、この時代の主役だった選手たちが登場しています。ブル中野を筆頭にアジャ・コング、井上京子、豊田真奈美、伊藤薫、尾崎魔弓、ジャガー横田、デビル雅美、ライオネス飛鳥、長与千種、里村明衣子、広田さくらといったそうそうたるメンバー。かくいうこの私のインタビューも掲載されているのですよ。確か、去年の2月頃だったと思いますが、柳澤さんに久しぶりにお会いしました。
この本、なんと480ページもあって参考書のような厚みがあるのです。また各選手の話す内容が専門誌では語らないような本音ばかり。面白いか、面白くないかと問われれば、確実に面白い。別に暴露本ではなく、ぶっちゃけ話が主体。何人かの選手がインタビューの中で私の名前を出していますが、とりわけブル中野の発言した言葉は我ながらいい気分でした。今では考えられないことばかりを全女で経験＆体験させてもらいました。でも、この本を読んで自分の名前が出てきて喜んでいるってことは、自分自身でも歳を取った証拠ですね。思い出は美しすぎるし、これに勝ることはない。ただ、現状に甘んじている自分に奮起を促しました。また女子プロレスで時代を作りたい。そう強く感じた次第です。
またこの出版を記念したトークショーが行われるそうです。
【タイトル】
「1993年の女子プロレス」出版記念トークライブ
【出演】柳澤健
【司会】清野茂樹
【ゲスト】「1993年の女子プロレス」関連選手、関係者
6月14日 OPEN 18:30 / START 19:30
前売 ￥1800 / 当日 ￥2000（飲食別）
※前売はローソンチケットにて近日発売
ゲストに、元・全女の今井リングアナ（当時）
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