呂俶の「一言雑談」

大好きな小説『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行氏・著)の自作イラストや、日々のよしなしごと録。写真・絵の転用はご遠慮下さい。

ベランダ住い

2006-11-21 18:00:37 | 犬’s
数年前の話です。
買い物に寄ったペットショップ前で、偶然ワンニャン里親の会が催されていてそこには数匹の犬と猫が一匹ずつケージに入れられていて、ショップに立ち寄るお客さんに「遊んで遊んで~っ!」と一生懸命アピールしていました。
その中、一番上の小さなケージにチワワのミックスらしい犬が入っていて、他の子達がめいいっぱい他のお客さんに甘え、遊んでもらっているのも何処吹く風、
「どうせお前ら冷やかしだろ。俺に構うなよ」
とばかりに2月の寒風吹きすさぶ中、世の中の全てに背を向けたような(実際、誰もその子犬に構おうとしませんでした)その子犬を見て、とっさに思ったこと。
「うわっっ!!、この子絶対処分されるーっ!!」
どうやら一緒にいた妹も同じことを思ったらしく、その場でうちに連絡を入れ無理やり家人からOKを取り付け、里親の会の方の審査を受けめでたくそのチワワミックス(だと思われる)くんはうちの家族になりました。

里親の会の方の話だと、まだししゃも腹のその子はペンキで落書きをされ子ども達に虐められている所を保護されたらしく、うちに来てからもなかなか慣れてくれませんでした。
「エサをくれる人間がいるこの家はどうやら自分の家らしい」
と思うのに1年。
「わっ…わーい、構ってくれる人が来た~」(←おそるおそる)
まで、3年。
そして、この2、3年でようやく家族の顔を見ると両耳ふしーっ、シッポふりふりしながら寄ってきてくれるようになりました。
足掛け8年、長かったなぁ~…くうちゃん。

今では、先住犬のだいちに絡むくらい逞しくなりました(^_^;)。
(それでも仲は良いんですよ~♪)