高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢期の住まい方を考える(3)「高齢期を区分した方が良いのは何故(1)」

2015年08月14日 | 老後と住まい
一生を自立という面でみると、生まれてから成人するまでの20年間ほどは、昨日できなかったことが今日できるようになり、自立度がどんどん増します。赤ん坊の時代には全て親に面倒をみてもらい自立は全くできませんが、やがてトイレなどは自分でできるようになり、そのうち食事も自分でとれるようになります。小学校に入ると自分のことは自分でできるようになり、高校に入れば自分で稼ぐこともでき、独り立ちし完全に自立します。
その後は40年から50年は自立して過ごします。
60から70歳を超える頃には、昨日できたことが今日できなくなり、自立度が減ります。ちょうど生まれてから成人する頃までとは逆の状態です。しかし、成長期は皆同じですが、高齢期の自立度の減り方は人によって大きな差があります。平均年齢まで生きる人でもある人は早くから自立できなくなり介護施設などに入って介護を受ける人かいる一方で、最後までスポーツなどを楽しみ完全に自立して一生を終える方もおられます。ところが自分がどのような道をたどるのかは事前にわかりませんから、取りあえず平均的な道をたどることを前提に人生の過ごし方を考えることにしたら良いと思います。(続く)
(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/ )