高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢期の住まい方を考える(6)「独り暮らし(2)衣食住」

2015年08月26日 | 老後と住まい
生活としていく基礎は衣食住といわれます。
高齢になると身体機能の低下になどによって転倒しやすくなり、新聞紙などを踏んで滑ったり、段差につまずいたりして転倒することがあります。若い頃は転んでもなんでもなかったのが高齢になると簡単に骨折し寝たきりとなる恐ろしい出来事です。転倒は寝たきりの原因の4番目となっています。85歳以上では居間やリビングでの転倒が50%となり、室内での転倒が多いのです。
転倒を防ぐためには、先ず身体機能の低下をできるだけ少なくします。地域には転倒予防教室がありますので活用しましょう。面倒でも寝たきりになるよりは良いでしょう。
「衣」の面からは履物です。高齢者が室内で転倒したときの履物としてはスリッパが多いという調査結果もあります。スリッパは履きやすいのですが、かかとが覆われていないのでずれやすく転倒しやすいといわれています。靴下だけでは滑りやすいし、足が冷たくなります。介護用の室内履きが市販されていますので、試してみたうえで使用することも検討するといいでしょう。
「住」の面からは家の床のうえなどに物やコードを置かないことです。日頃の整理整頓が寝たきりの防止になります。
(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/ )