高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢期の備え5:医療(通院)費

2019年09月06日 | 高齢期の備え
・70歳以上では10人のうち7~8人が通院しています(出典:国民生活基礎調査)から、医療(通院)費も高齢期には必ず必要な資金といえます。
・医療(通院)費は、国民一人当たりの医療費から入院費を除いた医科診療医療費、歯科診療医療費、薬剤調剤医療費の合計に自己負担割合を掛けて推算します。
・入院費を除く国民一人当たりの医療費は、70~74歳男性41万円(年額)女性38万円(年額)、85歳以上ではそれぞれ51万円、42万円になります(出典:平成27年度国民医療費の概況 厚生労働省)。
・自己負担割合は、現在70~74歳2割、75歳以上1割となっています。ただし、現役並み収入がある方は3割です。
・自己負担費用は、現在のところ75歳以上では男性で約5万円(年額)、女性約4万円(年額)となります。
・しかし2030年くらいから自己負担割合は子供を除く全世代で3割になる可能性も小さくありません。(根拠は後日のブログで)
・自己負担が3割になるとすると2030年以降に70歳以上になる方は医療(通院)費を男性15万円(年額)、女性12万円(年額)と見込んでおいた方が備えの面からは望ましいと思います。