・年金(保険)は長生きに備えるためですから、寿命に比例して必要額が大きくなる生活費など(生活費、住居費、通院費、保険料)の費用を賄うのには適しています。
・つつましい生活を前提とした生活費などの年間必要額は、男性単身世帯120万円、女性単身世帯117万円、夫婦世帯(夫婦時代)193万円と見積もりました(9月20日ブログ参照)。
・おおまかにいえば、単身世帯では年金月額10万円、夫婦世帯では年金月額16万円あればつつましい生活を送ることができ、貯蓄は不要です。ただし、入院や介護の費用、交際費や趣味などの費用は含まれていません。これらは後日のブログで述べます。
・国民保険(基礎年金)の場合、満額でも1人月額6.5万円ですから、単身で3.5万円、夫婦世帯で3万円不足します。
・厚生年金の場合、2050年頃の「所得代替率」が50%(前回のブログ参照)とすれば、生涯の平均給与が、単身の場合20万円、夫婦の場合32万円であれば、つつましい生活を前提とすれば生活費などのための貯蓄は不要となります。
・生活費などを賄うための年金が不足する場合は、貯蓄するか私的年金を掛けておくほうが安心です。
・つつましい生活を前提とした生活費を貯蓄で賄う場合は、寿命の見込み(当ブログの9月10日高齢期の備え9)によって貯蓄額が変わります。以下に国民年金(満額)だけなので不足分を貯蓄で備えようとする場合について、70歳時点で必要な貯蓄額を推算します(10万円単位を四捨五入)。
・70歳10人が「1人」になる年齢まで自分は生きるとすれば、寿命は、男性97歳、女性101歳となります。70歳時点で必要な貯蓄額は、男性3.5万円×12ヶ月×(97‐69)≒1,200万円、女性は同様に1,300万円となります。夫婦世帯では、夫婦ともに長生きの場合、1,200万円となります。
・70歳10人が「3人」になる年齢まで自分は生きるとすれば、寿命は、男性91歳、女性96歳となります。70歳時点で必要な貯蓄額は、男性3.5万円×12ヶ月×(91‐69)≒900万円、女性は同様に1,100万円となります。夫婦世帯では、夫婦ともに3人まで生きる場合、1,000万円となります。
・70歳10人が「5人」になる年齢まで自分は生きるとすれば、寿命は、男性87歳、女性92歳となります。70歳時点で必要な貯蓄額は、男性3.5万円×12ヶ月×(87‐69)≒800万円、女性は同様に1,000万円となります。夫婦世帯では、夫婦ともに3人まで生きる場合、900万円となります。
・このように生活費などを貯蓄で賄う場合は、寿命の見込みによって必要額が変わります。年金だけでは不足する生活費などは、できるだけ私的年金で賄うことが上策です。
・つつましい生活を前提とした生活費などの年間必要額は、男性単身世帯120万円、女性単身世帯117万円、夫婦世帯(夫婦時代)193万円と見積もりました(9月20日ブログ参照)。
・おおまかにいえば、単身世帯では年金月額10万円、夫婦世帯では年金月額16万円あればつつましい生活を送ることができ、貯蓄は不要です。ただし、入院や介護の費用、交際費や趣味などの費用は含まれていません。これらは後日のブログで述べます。
・国民保険(基礎年金)の場合、満額でも1人月額6.5万円ですから、単身で3.5万円、夫婦世帯で3万円不足します。
・厚生年金の場合、2050年頃の「所得代替率」が50%(前回のブログ参照)とすれば、生涯の平均給与が、単身の場合20万円、夫婦の場合32万円であれば、つつましい生活を前提とすれば生活費などのための貯蓄は不要となります。
・生活費などを賄うための年金が不足する場合は、貯蓄するか私的年金を掛けておくほうが安心です。
・つつましい生活を前提とした生活費を貯蓄で賄う場合は、寿命の見込み(当ブログの9月10日高齢期の備え9)によって貯蓄額が変わります。以下に国民年金(満額)だけなので不足分を貯蓄で備えようとする場合について、70歳時点で必要な貯蓄額を推算します(10万円単位を四捨五入)。
・70歳10人が「1人」になる年齢まで自分は生きるとすれば、寿命は、男性97歳、女性101歳となります。70歳時点で必要な貯蓄額は、男性3.5万円×12ヶ月×(97‐69)≒1,200万円、女性は同様に1,300万円となります。夫婦世帯では、夫婦ともに長生きの場合、1,200万円となります。
・70歳10人が「3人」になる年齢まで自分は生きるとすれば、寿命は、男性91歳、女性96歳となります。70歳時点で必要な貯蓄額は、男性3.5万円×12ヶ月×(91‐69)≒900万円、女性は同様に1,100万円となります。夫婦世帯では、夫婦ともに3人まで生きる場合、1,000万円となります。
・70歳10人が「5人」になる年齢まで自分は生きるとすれば、寿命は、男性87歳、女性92歳となります。70歳時点で必要な貯蓄額は、男性3.5万円×12ヶ月×(87‐69)≒800万円、女性は同様に1,000万円となります。夫婦世帯では、夫婦ともに3人まで生きる場合、900万円となります。
・このように生活費などを貯蓄で賄う場合は、寿命の見込みによって必要額が変わります。年金だけでは不足する生活費などは、できるだけ私的年金で賄うことが上策です。