晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

冬枯れ

2017-01-19 21:06:31 | Weblog
 毎朝、更新されているfukurouさんのブログは<落ちない葉>ということで懐かしい子どもの頃を思い出しました。

 母は忙しくても草餅や柏餅、岡山では茗荷の葉で包んだけんびき焼きなど季節のおやつを作ってくれていました。
今日はこの柏餅の葉の事も書かれています。
 子どもの節句に柏餅というのは、柏の葉は寒い冬を凌ぎ、新芽の出る頃に落ちるんだそうです。
子どもである新芽が出るのを見届けて落ちていく・・・これが家系が絶えないようにということを意味しているようです。

 我が家の果樹畑の路肩に小さな芽が出て、何だかこれは柏の木ではないかと大切にしていました。
近所の年配の方にも確認してもらい、この小さな木を守り3・4年になると思います。
 里山暮らしでも柏の葉にはなかなか出会えないものです。貴重な木です。
大木になったり、枝葉が茂りすぎると通行の邪魔にもなるし、程よい樹高に手入れが要りそうです。

 実家の柏の木も程よい大きさで、手入れをしていたとは思えないのですが、近所の人からも重宝がられていました。
 冬枯れた木の葉になぜか温もりを感じた日でした。
  < 枯れ野にもたしかな温みいらせられ >