農婆は夢を見てたんだ。一夜にして夢から覚めてしまった。
爺さまは育て甲斐のない古いブドウの木を潔く伐り倒した後もさっぱり新しい苗を植える気配もなかったんだ。計画的に事を運ぶ爺さまなのに苗の予約注文もしていなかった。
てっきり農婆はブドウまで栽培を縮小する気なんだと思っていた。それじゃあ農婆の好きにさせていただきますわ・・・そう都合よく考えた。(^_^.)
ブドウ栽培の新しい品種は何が良いだろう・・・苗木は何処で調達すればいいだろう・・・。そんな構想をここ数日は勝手に練っていた。
出来れば新しい品種に挑戦してみたいとも思ってたんだ。だって一度の人生なんだよ。
ネットで検索してこれだ!と思い、ここは上司である爺さまに伝えた。
まま、何と・・・爺さまは新しく植えるならこれまで栽培に慣れた品種でいいと営農指導員さんにお願いしたという。たった今!<`~´>
爺さまと連れ添い40数年も二人三脚で来たわけですが、脚はもつれてしまい撃沈した農婆です。やれやれ!<(`^´)>
仕方なくシャインマスカットとお付き合いすることにしましょかね。
< 仰ぎ見る空一面は雲ばかり >