夏休みとはいえ平日にも関わらず等々力競技場のキャパシティの限界に近い22000人以上の観客がこの試合に訪れました。それだけこの試合の注目度が高かったという事でしょう。俺はかろうじで席を確保できましたがキックオフ1時間前の18時にはフロンターレ側の自由席はほぼ満席となっていて立ち見の客が続出していました。
序盤は五分五分でしたが徐々にですがグランパスペースになっていきました。サイドを使ってケネディに合わせるお得意のパターンを仕掛けて2度決定機を作りました。しかし1本はGK相澤のファインセーブ、もう1本はゴールライン上でフロンターレDF(恐らく井川か菊池)がクリアしてゴールを奪えませんでした。この2つの決定機が決まってれば試合のペースはグランパスが握っていたかもしれません。
そんなグランパスとは対照的にフロンターレは最初の決定機を見事にモノにしました。前半36分に田坂のスルーパスを受けたヴィトール・ジュニオールが闘莉王、増川の間を自慢のスピードを活かして上手く抜け出して先制ゴールを奪った見事なゴールでした。
前半は1-0で折り返して迎えた後半は完全にフロンターレペースでした。リードして後半を迎えられたので楽になったのかもしれません。そんな中で後半19分に黒津の見事な突破から最後はヴィトール・ジュニオールが押し込んで追加点。もう99%黒津のゴールと言っても良い位見事な突破、ラストパスでした。ただその後黒津にもジュニーニョの突破から押し込むだけで決められそうな決定機があったんですけど外してしまいました。あれは決めてほしかったです。まぁフロンターレがペースを握った状況で追加点を奪えたのが大きかったですね。あのまま1-0の状態が続いてたらグランパスにはワンプレーでゴールを決められる選手がたくさんいますので安心できなかったと思います。
その後グランパスDF増川が2枚目のイエローカードを貰って退場した時点でこの試合は決まりましたね。その後は後半34分にカウンターで抜けだした小宮山のパスを貰ったジュニーニョが3点目、更に後半41分にまたまたカウンターからチャンスを作りドリブル突破した田坂のミドルが相手DFに当たって4点目を奪い、4-0という予想外のフロンターレの圧勝劇で試合終了しました。
まぁ今日のMVPは文句無しでヴィトール・ジュニオールですね。2得点の活躍は勿論の事持ち前のスピード、突破力を活かしたプレーで何度もチャンスを作ってました。最近は不調と言う噂を耳にしましたがそんな噂を払拭する見事なプレーを魅せていたんじゃないですかね。川島、テセと中心選手が抜けてどうなるかと思いましたが前者の穴は相澤が安定したプレーを見せてましたし、後者の穴は黒津があの決定機を外した事はFWとしては残念な事ですが突破力と運動量を活かして勝利に貢献してたと思います。圧倒的なフィジカルとシュート力を持つテセの様なプレーは出来なくても黒津には黒津の良さがあると思いますのでその良さをアピールしつつ結果を残していけばテセの穴は埋められると思います。後印象に残った選手は田坂ですかね。正直フロンターレの攻撃って外人+中村憲剛で構成されてるイメージがありますが今日は彼を起点にチャンスが生まれるシーンが多かった気がします。実際1ゴール1アシストと結果も出してますからね。またフロンターレの試合を見る時は田坂もチェックしていこうと思います。
今日も勝利してこれでフロンターレ観戦試合の通算成績は11勝2敗1分けの勝率8割弱。等々力競技場での試合に限定しますと先程も書きましたが7戦全勝。なんなんですかねこの圧倒的な勝率wただホームゲームに強いと言う事は重要だと思います。今日の試合を見に来た22000人の内グランパスサポは恐らく1000~2000人位だったと思いますがそのグランパスサポを除く約20000人のお客さんの大半はまたフロンターレの試合を見に行きたいと思わせるような試合結果、内容でした。当たり前ですがホームゲームで素晴らしい試合をして勝利すれば観客は増えていきますし、ホームゲームで残念な試合を続けると当然ですが観客動員は減少していきます。もちろんレッズの事を指してますが。
ちなみに今年のレッズのリーグ戦のホームゲームの成績(8/18時点)は4勝4敗1分け。一方のフロンターレは8勝2分け。勝点にすると13も差が付いています。やはりホームで結果出さないと上位争いにも入れませんし観客動員も落ちてきますよね。俺がレッズサポじゃない状況で先日の埼玉ダービーと今日の試合見比べたら間違いなくフロンターレサポになりますよ。とりあえずレッズは以前の様な最低限ホームで負けないクラブに戻ってほしいです。
最後は話それてしまいましたが素晴らしい試合を見せてくれたフロンターレには感謝の一言です。当日になって行こうと決断した試合ですがその決断は決して間違いではありませんでした。また機会があれば見に行きます。