RED a knot

V系、スポーツ観戦、マンガ大好き社会人のブログです。特にDIR EN GREY、浦和レッズが好きです。

lynch./D.A.R.K. -In the name of evil-

2015-10-09 01:30:55 | 音源紹介
 勢いでKalafinaに続いてlynch.の最新アルバムも紹介します。今作がlynch.にとって通算7枚目のオリジナルアルバムとなります。

 前作GALLOWSが評判の高い作品だっただけに今作のハードルもかなり高いものとなりましたがGALLOWSを超えるとは言わないまでも今作も完成度の高いアルバムを作ってくれましたね。

 従来のlynch.らしいヘビーメロディアスの融合と言う部分を上手く活かせた楽曲ばかり収録されてますが今作は色々変化を付けてきたなと思いました。まずは実質1曲目のD.A.R.K.が歌モノという形。「SHADOWS」のLAST NITE以来の歌モノ始まりのアルバムというのでいきなり驚かされました。パンチのあるGALLOWS真逆の曲ですがD.A.R.K.もlynch.らしいダークさと哀愁感漂うメロディーを兼ね備えたGALLOWSに負けない名曲だっただけ始まりから良い流れは作れてるなと思いました。ちなみにD.A.R.K.とETERNITYのピアノはex.RENTRER EN SOI、現sukekiyoの匠が演奏してます。匠がlynch.と親交があるって所にビックリしました。

 後は葉月、悠介に続いて明徳曲(INVADER、葉月との合作)があったり今までのlynch.のアルバムに必ずあったシャウト一辺倒の曲が無かったりとマンネリ化を防ぐ為の工夫を色々試みてるんだなと感じました。シャウトのみの曲が無くてもlynch.のライブは盛り上がるという事は近年証明されてるだけにメンバーもその辺りの雰囲気を感じ取ったのかなと思いました。

 勿論EVOKEを筆頭にANTARES、BEAST等俺好みのlynch.王道曲も入ってて満足です。Twitterにも書きましたがANTARESは一瞬アントラーズと読むのかなと思ってしまい好きになれないかなと思いましたが曲聴いてそんな気持ちは一瞬で無くなりました(笑)

 期待してたMOONがそこまでハマれなかった事等不満も無い訳ではないんですけどトータル的には満足出来るアルバムでした。11月のライブでアルバム曲がどんな感じで化けるのか今から楽しみにしてます。では最後に簡単にではありますが1曲ずつ紹介していきます。

INTRODUCTION・・・ちょっと重い雰囲気のピアノ音が流れるSE。D.A.R.K.への流れを意識してるんだなと思いました。

D.A.R.K.・・・ヘビーさと儚げで切ないメロディーを融合させた歌モノ。シャウトもありますがヘビーさよりもメロディアスよりの曲なので結構聴きやすいです。アルバム曲で1番好きです。

ANTARES・・・前の曲とは打って変わって畳み掛ける様な流れで始まる曲。シングルカットしても良い位のキャッチーなメロディーと疾走感を兼ね備えた曲ですね。途中でいきなり葉月が笑い出したのには驚きました。

EVOKE・・・シングル曲。以前レビューでベタ褒めしたので今更書く事も無いんですけどANTARESとの繫がりが非常に好みです。今後のlynch.の核となる曲だと思います。
EVOKE / lynch.


GHOST・・・最初は淡々とした感じの曲かなと思ったら段々リズミカルになって盛り上がってきます。コーラスワークも多くライブで盛り上がりそうな曲です。

ILLUMINATI・・・メロディアスになったり明徳のシャウトやコーラスワークも多い慌ただしい曲ですが個人的にはイマイチインパクトに欠ける曲です。

ETERNITY・・・シングル曲。切なく儚げなlynch.としては久々の白系のバラード曲ですね。アルバムに馴染んでるかと言われるとちょっと疑問ですが名バラードである事に間違いは無いです。
ETERNITY / lynch.


FALLEN・・・悠介曲。メロディアスでミドルテンポな歌モノ。壮大な感じのETERNITYと変わって落ち着いた雰囲気で聴けるので上手くバランス取れた曲だと思います。

BEAST・・・今作のリード曲映画の主題歌らしいですがよくこの曲を主題歌にしたなって感じです(笑)DIRの朔系統のサビのみメロディアスになるゴリゴリ系の曲。サビは短いけどインパクトあるメロディーに仕上がってます。
BEAST / lynch.


INVADER・・・葉月と明徳の合作曲で1分半で終わる曲。ともかく激しく勢い重視で明徳っぽいなと思ったらメロディアスになる部分もありその辺りは葉月との合作なんだなと感じさせる曲です。

COSMOS・・・葉月曰くアルバムの核となる曲だそうです。タイトルと違ってヘビーな感じの曲。サビのメロディーで疾走するけどどことなく掴み辛い感じの曲。ちょっとALL THIS~っぽい曲かな。

MELANCHOLIC・・・悠介曲。こっちの方がよりバラードっぽい重さのある曲ですね。悠介というかLUNA SEA色の強い暗く儚げなメロディーがツボです。

MOON・・・アルバムのラストを飾る曲。個人的にはこれがラストなのって感じですね。メロディーが弱くてどこがサビかよくわからない。PHOENIXと比べると雲泥の差を感じます。このアルバムで唯一好きになれない曲。

Kalafina/far on the water

2015-10-09 00:30:33 | 音源紹介
 本日は今週からツアーが始まるKalafinaの最新アルバムを紹介します。彼女達にとって5枚目のオリジナルアルバムとなります。

 シングル曲が激し目の曲が多かったのでアルバムはどんな感じになるのかなと思ったんですけどシリアスな曲、明るい曲、切ないバラード等これまでのKalafinaと変わらずバラエティに富んだ楽曲が揃うアルバムになりました。面白みに欠けると言えばそれまでですがシングル曲とのバランスの取れた聴きやすいアルバムになってると思います。

 アルバム曲だと特に五月の魔法が良いですね。傷跡や満天の様な切なく激しい俺好みのロックバラード。believeやOne Lightと並ぶこの今作のキラーチューンになってると思います。後は儚げなバラードの空色の椅子やアップテンポだけどちょっとリズムが変則的なidentify辺りがお気に入りですね。リード曲のfar on the waterは夢の大地やsymphoniaの様な壮大な感じの曲ではなく同じヒストリア曲だとstoriaの様な親しみやすい感じの曲になってます。個人的にはこっちの方が好きです。

 シングル曲の様なロック要素の強い曲は無いですけどこれまでのKalafinaが好きな方なら安心して聴けるアルバムだと思います。まあ安定はしてるけど長く聴いてる身としてはもう一つ特大なインパクトのある曲を聴きたいなと思うのが正直な所武道館でライブが出来る位まで大きくなっただけに更なる高みを目指せる曲を梶浦さんには作って貰いたいですね。では最後に簡単にではありますが1曲ずつ紹介していきます。

into the water・・・幻想的な雰囲気のSE的な楽曲。厳かな感じがしててカッコいいですね。

monochrome・・・キャッチーでリズミカルな曲ですが変則的で掴み辛い感じの曲ですね。1曲目としてはちょっと物足りないかな。

五月の魔法・・・Kalafinaお得意の切なく激しく歌い上げる感じのバラード曲。シングル曲にしても良い位メロディーもキャッチーで聴きやすいです。

ring your bell・・・シングル曲。幻想的な雰囲気と爽やかで壮大なメロディーを上手く調和させた曲ですね。今作に収録されてるシングル曲で唯一サビで疾走しない曲にもなってます。
Kalafina 『ring your bell』TV ver.


うすむらさき・・・妖艶な雰囲気を前面に押し出した曲。キャッチーだった前の曲との温度差を強く感じさせますね。

identify・・・サビでHikaru節が炸裂するアッパー系の曲。サビのメロディーはアニソンっぽいけどリズムが変則的な感じなのがアルバム曲だなと思わせてくれますね。

灯影・・・彼女達のアルバムに必ず1曲は入るピアノと3人の歌声をメインに歌い上げるスローバラード。ドラマやアニメで死ぬ直前で流れそうな雰囲気の曲に仕上がってます。

One Light・・・シングル曲。ザ・アニソンという感じのインパクトの強い曲。ダークさよりもロック的な要素を強く押し出した曲で個人的には新境地を開いた感じがしますね。これからのKalafinaの代表曲になる可能性も有り得る曲です。
Kalafina 『One Light ~Short Ver.~』MV


むすんでひらく・・・今作随一のキャッチーさを感じさせる曲。ライブの終盤に披露されそうな曲と言うとわかりやすいかもしれません。 

heavenly blue・・・シングル曲。ダークで疾走系と言う俺好みの曲である事に間違いは無いんですけどOne Lightとbelieveの影に隠れてしまってる感じがする可哀想な曲。好きな曲なんですけどね。
Kalafina 『「heavenly blue」MV(Short ver.)』


空色の椅子・・・どことなく別世界に惹き込まれた感じがするスローバラード。盛り上がる曲では無いけど切なく淡々と進む流れは割と好き。

believe・・・シングル曲。シリアスな雰囲気と切ないメロディーを融合させた名曲。個人的にはKalafinaの楽曲で1番カッコいい曲だと思います。
Kalafina 『「believe」MV(Short ver.)』


far on the water・・・アルバムのタイトルにもなってる今作のリード曲。これまでのラストを飾る楽曲の様な神秘的な雰囲気は薄れて良い意味で親しみやすさを取り入れた優しい雰囲気の曲になってますね。
Kalafina 『far on the water』TV Ver.