ほんの五、六本の土筆を見てから、また季節が戻ってしまい、河津桜もようやく開いてきました。
でも開きそうで開かない時間が長ければ、それだけ長く楽しめるのですよね。結局いつも通りなのかもしれません。
甘草はやっと芽を出して、場所によってはあと何日かで摘めそうです。春一番の酢味噌和え。
甘草の芽のとびとびのひとならび 高野素十
これは川うど。上向きの大きな花が咲くと土手道が急に賑やかになります。でも食べるなら蕾が小さな握り拳になる頃、天ぷらには最高です。こんなに小さくても芽を少し摘むと、指先がとてもいい匂いで、汁に浮かべたりしています。
土筆はあれっきり姿を見せてくれませんが、やがて毎日のように摘ませてくれるでしょう。人参と油揚げで炊き込みご飯が楽しみ!
彼岸桜はまだまだ先ですが、蕾はもう膨らんで散歩道はワクワクです。
今週は今村翔吾を2冊。面白くて、分厚くて重いのに何処へでも持って行き、ちょっとのまにもつい読んでしまいました。じんかん、信長が舞った、敦盛の人間五十年下天の内にくらぶれば、というのは、正しくはじんかん、と読むらしいのですね。戦国ものなのに全く違う側面から見せてくれました。
冬の間ずっと閉鎖していた野球のグランドが昨日の土曜日から再開して、また草野球が始まりました。こんなに良い天気なのに使えないなんて、と人ごとながら思っていたので、しばらく立ち止まって眺めていました。
ミット音聞こえ球場春開く