お正月は息子と二人暮らしだから全くのんびり。何年ぶりかで青山墓地へ実家の墓参りもできました。
十二日に夫がベトナムから帰って来て、途端になにか慌しい。おまけに息子が貰ってきた風邪をうつされて、何年ぶりかの風邪ひきを経験しました。喉と鼻で咳きが出る程度。散歩を休んだのは二日、ベッドでゴロゴロしたのは一日、人に会うのは避けて、外食できないので、ご飯の支度は毎日でした。
マスクしてスーパーに行けば、あれもこれも値上がりばかり。とくに去年の二倍以上出して輸入米を買うなんて!
ところが散歩していると、滅多に行かない細い流れにクレソンの若い群れを発見。いつもの所はもう赤く老いたのばかりだったのに。まだほんの少しだけどとりあえず充分。そして中洲で時々見かける芥子菜(?)もポツリポツリと伸びていました。
これは火が通るかどうかくらいで食べたり、茹でて豚肉で巻いたり、とんでもない値段の青野菜に怒った後では殊更に美味しいものです。
今日のもうひとつのお土産が夏蜜柑。去年の今頃、貰ってもいいですか、と聞いたら、そんなもの食べられやしないけど、どうぞ、いいだけ持ってって、と言われて、家で剥いてみたら、なんとも爽やかな香りと酸味、ありがたく頂いたのです。
そして今年も。でも気になるのが、教えてくれた蜜柑の木の隣に住んでいた方。会えばいつもおしゃべりしていたのに、この頃、まったくいらっしゃらない様子なのです。外の河原道まで花を植えたりきれいにしていらしたのに。洗濯物は出ているのにひとけが無いのです。
立ち話だけの中でお名前も知らないのですが。
八朔なんかじゃなくて。
今は手に入らないんですよね。
あの酸っぱさが美味しいんですよね。