中納言朝忠
逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
藤原定方の息子。三十六歌仙にも入っている。
この歌は天徳内裏歌合で詠んだ歌の一首。ちなみに朝忠はこの歌合で6戦5勝の成績をおさめている。
朝忠の娘は藤原穆子というが、この人は後に源雅信という宇多源氏出身の大貴族に嫁ぐ。そして雅信との間に倫子という娘をもうけるが、この倫子に執心したのが藤原道長。当時、道長の官位はそれほど高くなく雅信は相手にしなかったが、穆子の猛烈なプッシュによって道長を婿に迎えさせた。そのため道長は生涯、穆子には頭があがらなかった。
ちなみに道長との間に生まれた4人の娘は皆、後宮に入るか、天皇の生母となっている。
逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
藤原定方の息子。三十六歌仙にも入っている。
この歌は天徳内裏歌合で詠んだ歌の一首。ちなみに朝忠はこの歌合で6戦5勝の成績をおさめている。
朝忠の娘は藤原穆子というが、この人は後に源雅信という宇多源氏出身の大貴族に嫁ぐ。そして雅信との間に倫子という娘をもうけるが、この倫子に執心したのが藤原道長。当時、道長の官位はそれほど高くなく雅信は相手にしなかったが、穆子の猛烈なプッシュによって道長を婿に迎えさせた。そのため道長は生涯、穆子には頭があがらなかった。
ちなみに道長との間に生まれた4人の娘は皆、後宮に入るか、天皇の生母となっている。