トルコのトピックス

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「シリアの体制派は解決のために具体的な措置を講じなければならない」エ大統領

2023年01月05日 | 国際
1月5日 トルコとシリアの国防相がロシアの仲介で歴史的会談を行った後、エルドアン大統領はプーチン大統領に「シリアの体制派は、現行の内戦を政治的に解決するためのプロセスとして、具体的な一歩を踏み出さなければならない」と言いました。

 Hurriyet

トルコ情報局は、1月5日、エルドアン大統領とプーチン大統領が電話会談を行ったと発表し、両国の関係と、現行のウクライナとロシアの戦争、シリアの危機が、両首脳が話し合った最重要問題だったと言いました。

情報局の発表によると、エルドアン大統領はプーチン大統領に、トルコ政府は、国内に天然ガス・センターを設置するために、トルコとロシアの協定に従って、エネルギー・インフラを強化していると伝えました。「トルコ政府はできるだけ早くこれを達成するためにロードマップをつくり、その実施のために具体的なステップを踏み出す計画だ」

2022年の両大統領の会談中に、プーチン大統領が天然ガス・センターの設置について提案したため、トルコのトラキア地方に天然ガス・センターを設置する計画が具体化してきました。ヨーロッパ諸国がロシアのウクライナ侵攻に対応して、ロシアから供給される天然ガスの量を大幅に削減したことが、この動きになりました。

エルドアン大統領はウクライナの休戦を迫った
両大統領はまた、現行のロシアのウクライナ侵攻について話し合いました。エルドアン大統領は、両国の交渉が、穀物回廊の設置や、捕虜交換、ザポリージャ原発の安全確保という結果をもたらしたことに言及し、「平和と交渉のための呼びかけは、休戦と公正な解決のヴィジョンとともに承認されるべきだ」と力説しました。

トルコは恒久的休戦と危機解決のために、両サイドと長きにわたって話し合ってきました。2020年3月には、ロシアとウクライナの外相が、トルコのアンタリヤで、メヴリュト・チャウシュオール外相の仲介で会談しましたが、休戦をもたらすには到りませんでした。


キュチュクチェクメジェ湖を浄化する監視プロジェクトが始まった

イスタンブル大学とアヴジュラル地区が、キュチュクチェクメジェ湖を浄化し、失われた生物多様性を取りもどすために、監視プロジェクトを始めました。

 Hurriyet

6月まで続く予定のプロジェクトでは、持続可能で、有効な修復技術を適用して、湖と、湖中の生物多様性を以前の健全な状態にもどすことが計画されています。

「私たちは湖のMRIを撮ろうとしています」と、このプロジェクトの監督者メリチ・アルバイさんは言い、膨大な量の廃棄物が湖底に沈んでいると付言しました。

アルバイさんは、キュチュクチェクメジェ湖はイスタンブルの重要な水源のひとつだと言いました。新しい産業エリアと居住エリアができて、湖は多くの人々に利用される場所になりました。

「私たちは産業廃棄物と家庭ゴミで湖を汚してきました。キュチュクチェクメジェ湖は、街の真ん中にありますから、注意深く監視する必要があります」とアルバイさんは言いました。湖の汚染問題は大きくなりつつあると、アルバイさんは言い、湖汚染の問題は1990年代から起きていると指摘しました。

「毎年、決まった時期に魚が死んでいます。2年前に、最後のチョウザメが死にました」とアルバイさんは言いました。「汚染は湖の生物の大きな脅威になっています」


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環境省が屋外音楽活動の新規制を発表した

2023年01月05日 | 国内
1月4日 環境・都市化・気候変動省は、スタジアムや公園、広場、その他コンサートやフェスティバルの会場での音楽活動について、午前10時から午前1時までの制限づきで、最長5日間の開催を許可しました。

 Hurriyet

環境省は2022年11月30日に、「環境騒音管理規制」の基本原則を決定し、発表しました。これによって、音楽活動が行われる会場や船舶は、3年間有効の特別ライセンスを取得しなければならなくなりました。

屋外音楽活動は午前10時から午前1時まで許可されます。さまざまな組織や行政が催す公開コンサートや青少年のフェスティバルのような、高レベルの騒音を伴う催しは、5日間まで許可を得る必要はありませんが、5日間を超える公開コンサートや、音楽フェスティバルは、県の環境局の許可を得なければなりません。

当局者によると、屋外で行われる音楽活動の音量レベルは、県当局に設けられ、環境省本部と連結したシステムを通じて、オンラインで測定され、特定された最大音量レベルを守らない企業には罰金が科せられるということです。音量レベル違反で、3回罰金を科された会場は、2年間、ライセンスを得られません。


「トルコとロシアは北シリアの共同パトロールを再開する」国防相

トルコのフルシ・アカル国防相は、トルコとロシアは両国間の最近の協定に従って、北シリアの共同パトロールを再開すると言い、テロと移民の問題を解決するために、トルコとロシアとシリアが始めたプロセスをつづけるトルコの意向を表明しました。

 Hurriyet

「トルコとロシア間はこの件で合意に達した。このプロセスによって、共同センターが設けられ、共同パトロールが再開される。われわれはこのプロセスが、合理的、法的な方法で、成功裏につづくことを願っている」と、アカル国防相は、1月4日、国会で記者団に語りました。

アカル国防相は、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相とシリアのアリマフムードマフムード・アッバス国防相との最近の会談に関する質問に答えました。トルコとシリアの国防相の公式会談は、2011年に内戦が始まって以来、初めてでした。「トルコはつねに隣国の統治権と国境を尊重している。トルコの唯一の目的は、市民と国境をテロリストから守ることにある」と国防省は力説しました。

「われわれの願いはテロとの戦いに勝利することにある。それがわれわれの望むことだ」と国防省は言いました。トルコとロシアは、2019年の条約議定書に従って、北シリアで共同パトロールを行うことで合意しました。アカル国防相は 声明で、パトロールは共同センターを通じて再開され、管理されると言いました。

トルコはまた、過去10年間に受け入れたシリア移民の帰国を目標にしています。「われわれの望みは、シリアの兄弟たちが、自由意思で、安全に母国へ帰ることにある」とアカル国防相は言いました。


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